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「誤植」の意味・お詫びのメールの例文・訂正方法(シール/正誤表)

更新日:2024年07月12日

メール・手紙

「誤植」は「印刷物に誤って記載した文字や記号」のことを言います。私たちの生活において、一度は目にする言葉ですが、実は多くの人が間違った使い方をしている言葉でもあります。今回はその意味や使い方について、詳しく解説していきます。

「誤植」は英語で「misprint」や「printer's error」といった単語が該当します。先に、「タイプミス」や「ミスプリント」といった言葉について触れましたが、これはどちらも和製英語になります。英語には存在しない単語ですので、海外では通用しません。

「誤植」のお詫び状の例文

メール

メールで誤植のお詫びをするときは、「わかりやすく簡潔であること」が大切です。これはビジネスにおいても通ずる基本的なマナーですが、誤植は相手に不快を与えているという点において、より配慮しなければなりません。 そうった点を考え見て、まず題名はわかりやすく「誤植がある印刷物に関する誤植のお詫び」といったようにしましょう。次に内容はいきなり誤植内容を書くのではなく、あいさつ文を記します。 それから「誤植のある印刷物」の名前や誤植箇所と訂正内容を記します。このとき、正誤表のように(正)や(誤)といった記号を用いても構いません。大切なのは、相手にとってわかりやすくすることです。 最後に「今後同じような誤植を起こさないようにするための対策やその旨」を伝えましょう。基本的なメールマナーを守りつつ、誠意のある内容の文章を作成してください。

書面

文章においても、「わかりやすく簡潔にまとめる」ことが大切です。特に正誤表とは別に書面を用いる場合、作成する時のビジネスマナーも同時に遵守するようにしてください。 内容としては、誤植のある印刷物名や誤植箇所を記載します。それから、しっかりお詫びする文章を書き記しましょう。また、原因となった理由についても書いておきます。 最後にメールと同じように、今後同じミスが起こらないような対策、その旨を記載すれば完成です。

誤植の訂正方法は?

訂正シール

訂正シールは、誤植してしまった上に、訂正後の内容を記載したシールを貼り付ける方法です。基本的に使用するシールは自作することが可能ですが、印刷会社でも取り扱っているので企業から誤植訂正用のシールの作製を依頼することもあります。 自作する際に注意しておきたいのは、「貼り付けたときに不自然にならないようにする」ことです。例えばシールを張り付ける印刷物と同じ背景色にしたり、フォントを同一にするようにしましょう。 そして、シールのサイズは修正箇所に合わせるようにしてください。もし大きすぎてしまうと他の文字を隠してしまいますし、小さすぎると新たな訂正ミスを生み出してしまいます。基本的には、「誤植部分がちょうど隠れるサイズ」に合わせるようにしましょう。 このとき、訂正する内容にも注意してください。誤植に使用するシールは余白ぎりぎりまで文字を入れられないケースもあります。

正誤表

正誤表とは、「印刷物の誤植を正す際に、誤った個所と正しい内容を記したもの」です。主に辞書や専門誌と言ったぶ厚い印刷物に使用され、ページ内に挟まれています。 直接シールを貼って誤植を訂正する方法と大きく異なるのは、「別紙に表を作る」点です。書き方としてはまず、冒頭に「正誤表」といったわかりやすいタイトルを記載しておきましょう。 次に、誤植のあるページと、誤りと正しい内容を列挙していきます。例文としては「〇ページ〇行目+(誤)〇〇+(正)〇〇」というように、簡潔に内容をまとめます。誤植部分を全て記載すれば誤植表は完成です。 例外として、月刊誌などの書籍は、誤植表だけでなくお詫びの文章を一緒に記載することがあります。

誤植と誤記載の意味の違いは?

誤植は「印刷物の誤字・脱字」

誤植は、先に触れたとおり「印刷物において、文字または記号など記されている内容の誤り」という意味を持っています。そのため、印刷物であるなら文字や記号が誤字や脱字しているものは全て誤植となります。 誤記載と大きく異なるのは、使用する条件が「印刷物」に限られていることです。もし文字や記号の誤字、脱字しているものが印刷物だった場合には、「誤植」を使うのは間違いとなるので注意しましょう。

誤記載は「文書や書状の誤字・脱字」

誤記載は、「文章や書状の内容に、意図しない単語や文字が記載されてしまうこと」を意味します。また、書いた時に起こった誤字、脱字だけでなく、書いた後に修正などを理由に追加で書き記した時に起こった誤字、脱字に関して使用される言葉です。 誤植と意味が大きく異なるのは、使用する時の条件です。誤植は「印刷物に記載された誤字や脱字」について用いる言葉です。対して誤記載は、「文書や書状」といったものに用いられることから、ビジネス的な意味合いが強い言葉と言えるでしょう。

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初回公開日:2018年02月20日

記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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