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更新日:2024年10月23日
登記簿の不動産番号をご存じでしょうか。普段、不動産番号を使用していて、不動産番号をぱっと言うことができる、という方がたいへん少ないでしょう。ここでは、不動産番号をどのように調べればよいのか、そもその不動産番号とは、など不動産番号について詳しく説明いたします。
目次
不動産番号という言葉を聞いたことはあるでしょうか。普段、生活している中では、めったに聞くことのない言葉です。土地でも建物でも、その登記簿謄本や登記事項要約書、またインターネットから取得した登記情報には、必ず不動産番号の記載があります。 この不動産番号は、土地の場合、土地1筆ごとに付けられた番号になります。不動産を区別するためには、この不動産番号が必要となります。 建物についても同じで、1つの建物ごとに不動産番号の記載があります。土地の場合には、土地の地番でも不動産を区別することは可能です。建物の場合であれば、家屋番号で区別することもできます。しかし、不動産番号があれば、土地と建物を問わず、不動産を区別することができる、大変便利なものになります。
登記簿謄本や登記事項要約書を取得するときには、交付申請書に、不動産番号の記載が必要となります。不動産番号が分かれば、土地の地目変更の登記申請の際にも、登記申請書の不動産番号の欄に、不動産番号を記載すれば、その土地の所在や地番、地目、また地積の記入を省略することができます。 建物の滅失登記の申請の際にも、登記申請書の不動産番号欄に、不動産番号を記載することで、その建物の所在や家屋番号、種類、構造、床面積までも、その記入を省略することができます。不動産番号を登記申請書に記載することで、本来必要な記入事項を、大幅に省略することが可能になります。
不動産番号を調べるためには、法務局に問い合わせる必要があります。問い合わせ内容は、不動産の登記簿謄本や、登記事項要約書が欲しいということです。不動産番号は、登記簿謄本や、登記事項要約書の表題の右端に記載されています。 また、最近ではインターネットからも不動産番号を取得することができます。インターネットからの取得方法も同じで、登記簿謄本や登記事項要約書を取得すると、その表題部の右端に、不動産番号が記載されています。
不動産番号を知るためには、登記事項証明書に記載されています。英数字のランダムな文字となっています。インターネットで不動産番号を調べるときには、インターネット登記情報提供サービスなどで、不動産番号を調べることができます。 抵当権の設定登記をした際に、インターネット申請に対応している法務局で手続きを行っていたのであれば、依然の登記の際に発行された、登記完了証があれば、そちらにも記載されているので、そちらで不動産番号を調べることも可能です。 以前に登記した書類などに、不動産番号の記載がない場合は、現在の登記事項証明書などで確認するしか方法は残っていません。不動産番号が付けられた、という案内が自動的に来るというわけではないので注意しましょう。不動産番号が分からない場合は、不動産番号でなく、従来の土地の所在や番地、地目や地積の記載を省略せずに記載するようにしましょう。
不動産番号に次いで、家屋番号ということばも出てきましたが、家屋番号とは何がご存じでしょうか。家屋番号(建物家屋番号)とは、法務局が不動産登記法上の建物につけるための番号です。家屋番号は、一つ一つの建物を識別するためにつけられた番号ですので、不動産番号とは異なります。 建物家屋番号は、建物の敷地の地番と同じ番号をつけることが原則とされています。たとえば、千代田区千代田1番地1の土地の上に建てられた建物には、「1番1」という家屋番号がつけられます。家屋番号には町名は表示されず、同じ町名の中でも固有の建物識別番号です。
そもそも不動産番号の記載は任意事項となっていますので、不動産番号を省略しても構いません。しかし、不動産番号を記載しているとメリットがあります。不動産番号を記載していれば、土地の地目変更の登記申請時には、その土地の所在、地番、地目、地積の記入を省略できるからです。 また、建物の滅失登記の申請の時にも、登記申請書の不動産番号欄に不動産番号を記入していれば、その建物の所在や家屋番号、種類、構造、床面積の記入を省略することができるメリットがあります。不動産番号が分かっている場合は、記入することで、申請書の記入が簡単になります。
記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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