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「通して」の意味と使い方・類語・敬語・言い換え・違い|通じて

更新日:2024年11月14日

敬語表現

「通して」は「通じて」とニュアンスの違いがあります。似た言葉の「介して」とも違いがあります。「通して」の類語は「通して」を言い換えることができるでしょうか。「通して」は平仮名の「とおして」と違いはあるのかなど、それぞれの疑問を解決していきます。

「話し言葉」と「書き言葉」の違い

どちらかというと「通して」は「話し言葉」として、「通じて」は「書き言葉」として使われる傾向にあります。つまり「通じて」の方が公的な意味合いが強いといえます。

「通して」の類語

「通して」この場合は「~を通して」の類語は「で」「でもって」「によって」「をもって」などがあります。「で」「でもって」は「手段、仲介、原因」などを意味し、「でもって」は「で」を強めた表現になります。 「によって」も「手段、仲介、原因」の意味がありますが、「タオルによって拭く」という文は不自然です。一時的な使用物には使えません。「をもって」は「手段、原因、時、区切り」を意味します。

「通して」の言い換え

「通して」は「類語」で言い換えられます。

「で」「でもって」「によって」「をもって」に言い換え

実際にそれぞれの類語で言い換えてみましょう。 「で」の言い換え→「先生の指導を通して理解が深まる」→「先生の指導で理解が深まる」 「でもって」の言い換え→「会議を通して可決された」→「会議でもって可決された」 「によって」の言い換え→「食育を通して子どもの食事の大切さを知る」→「食育によって子どもの食事の大切さを知る」 「をもって」の言い換え→「復讐を通して恨みをはらす」→「復讐をもって恨みをはらす」

「通して」と「介して」の違い

「介して」の意味

「介して」のは動詞「介する」の連用形「介し」に接続助詞の「て」が付いた形になります。「仲介して、仲立ちとして、~によって」という意味です。

「通して」と「介して」の違い

「介して」は「通して」と違って「期間」には使いません。「物や人を仲介する」という意味で用いられます。「通して」よりも「介して」の方が「仲介」の意味合いが強められます。

「通して」に使われる期間の長さ

「通して」の「期間の長さ」は直前の言葉にかかっています。「通して」は「~を通して」の形となり、「~を」の部分が何であるかによって「期間」が変わってきます。 短い期間では「1日を通して」が挙げられます。「期間」は「ある時点から他の時点までに至るまでの間」の意味であるため、1日より短い場合は「期間」は設けにくいでしょう。 「シーズンを通して」の場合は文脈から「期間」を考えます。スポーツの場合は、その試合が行われている間を「期間」としましょう。スイカの販売では夏頃が「期間」になり、受験シーズンでは1月下旬から3月上旬頃が「期間」になります。 他の例では「生涯を通して」があります。生涯は生きている間が「期間」になるため決まった「期間」はわかりません。「世紀を通して」の場合はいくつか意味があります。「(ザックリとした)時代」や「その事柄が意味する時代」「○世紀の間」が「期間」を意味します。

「通して」の敬語

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初回公開日:2018年02月05日

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