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四戸の読み・日本の地名に四戸町がない理由・苗字が四戸の著名人

更新日:2024年10月14日

言葉の違い

「四戸」の読み方をご存知でしょうか。実は四戸をはじめとした「○戸」という漢数字の入る地名は、青森県や岩手県に存在しています。本記事では、「○戸」がどういったところなのか、「四戸」だけがどうして存在しないのか、著名な「四戸さん」という人物についてご紹介します。

青森県三戸郡五戸町。青森県南部、中核都市八戸市の西側に位置しています。人口は約17000人。 夏の五戸は、京都の祇園祭を遷した伝統行事「五戸まつり」では神話・伝説などを題材につくられる重さ約4トンの山車が壮麗な一大絵巻を繰り広げます。一方冬の五戸は各家庭のイルミネーションで彩られ、志向を凝らした飾りつけが有名な町です。 また、食肉でも有名です。馬肉は別名桜肉とも呼ばれ、青森県内外でも高い知名度を誇る特産品であり、そしてブランド牛「あおもり倉石牛」最高賞である「名誉賞」を獲得した黒毛和牛種です。

六戸

青森県上北郡六戸町。青森県東南部に位置しており、町の南部を十和田湖を源流とする奥入瀬川が流れています。人口は約10000人。 六戸町のシンボルである舘野公園は春には山桜、夏にはボートやキャンプが楽しめ、冬には白鳥が飛来します。また星野リゾート青森屋(旧古牧温泉)は青森文化体感の宿で73万平方キロメートルの広大な敷地において温泉、祭り体感レストランなど青森文化を楽しめます。 特産は青森シャモロック ザ・プレミアム#6は青森シャモロックの飼育に20年以上携わる生産者が手がけたもので、旨味成分などが増したプレミアムな地鶏です。また、六戸町大玉にんにくはそのサイズの大きさだけではなく品質も高い評価を得ています。

七戸

青森県上北郡七戸町。青森県の中央部より東寄り、西側に青森県県庁所在地青森市と隣接しています。人口は約15000人。 七戸町は古くは平安時代から馬産地として栄え、数々の名馬を産出しており、文化としても「絵馬」や「駒踊り」など馬にちなんだものが有名です。また、有名な七戸バーガーは自然豊かな七戸町の食材を地元ベーカリーでやいたバンズにはさんだ「地産地消」バーガーです。パテは県産牛、豚、鶏肉を使用し、地元産トマト、長芋、ニンニクのなどをはさんで食します。

八戸

青森県八戸市。青森県の南部に位置する、人口約23万人の中核都市です。 ウミネコが飛来する蕪嶋神社や、その先に続く淀の松原を抜けた先の種差天然芝生地は険しい岩礁と美しい芝生が楽しめる観光地です。また、海と共に発展してきた八戸は漁業も盛んで、毎週日曜朝の巨大朝市で朝食を済ませる観光客も多いです。 鶏だしやサバだしの汁の中に、南部せんべいを入れて煮込む郷土料理「せんべい汁」や八戸沿岸の漁師たちの豪快な浜料理としてウニとアワビを煮込んだ贅沢な潮汁「いちご煮」も有名。

九戸

岩手県九戸郡九戸村。岩手県の北部に位置する村です。人口は約5900人。戦国時代の武将である九戸政実(くのへまさざね)が有名です。 整備された林道折爪ほたるラインに乗り、太平洋、岩手山、八幡平など気軽に頂上の大パノラマを楽しむことができます。また年間4トン以上を生産する九戸の名産あま茶はが有名です。砂糖の200倍といわれる甘さであるにもかかわらず、ゼロカロリー・ノンカフェインのハーブティーです。

「四戸」は昔は存在していた説

①現在の八戸市櫛引周辺説

現在の八戸市西部の「櫛引(くしひき)」という地域のあたりがかつて「四戸」と呼ばれる地域だったのではないかと推測されています。この四戸があったとされる地域にある「櫛引八幡宮」が1366年まではかつては「四戸八幡宮」という名称だったことが、神社の資料により分かっていることがこの四戸が櫛引にあったとされる説の根拠となっています。

②旧南郷村、旧名川町、旧福地村のあたり説

また、盛岡藩が江戸時代に行政区分を変更する際に「四戸」がなくなったという説もあります。盛岡藩は現在の八戸市から岩手県北部にかけてを治めていた藩(通称、南部藩)ですが、その説によると、四戸という地域は、旧南郷村、旧名川町、旧福地村のあたりにあったということです。

地名の四戸は存在しないが、苗字の「四戸さん」は存在する!

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初回公開日:2018年01月23日

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