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「悠久」の意味や例文を紹介|漢字の語源や「永遠」との違いは?

更新日:2024年03月09日

言葉の意味・例文

皆さんは悠久という言葉の響きから、どんな意味のイメージが湧くでしょうか。何かとてつもなく永い年月を思い浮かべるのではないでしょうか。今回は悠久の意味や、悠久と意味がほぼ似たような他の言葉、「悠久」がタイトルに入った歌をご紹介していきます。

悠久の意味は?

悠久の意味は?

悠久という言葉には、みなさんはどんなイメージを持たれるでしょうか。何千年、何万年もの途方もなく長い時の流れを、言葉の響きから想像するでしょう。具体的には、幾年月もの時を経てきた母なる大地を思い浮かべるでしょうか。もっと壮大に遥か悠久の時を刻み続ける宇宙全体という人もいるでしょう。 悠久の言葉にはどんな意味があるか、悠の漢字の語源は何なのか、また悠久のタイトルが付く楽曲などをご紹介させて頂きます。

果てしなく長く続くこと

悠久の意味は、絶えることなく果てしなく続くこと、途方もなく永い時間を経ること、またそのような様子をいいます。使い方の例として「悠久の山」、「悠久の昔から変わらぬ原始の森」などになります。

長く久しいこと

悠久には長く久しいという意味もあります。使い方の例として「澄み切った青い悠久の空を眺めた」などになります。

使い方例

・今日、核戦争や地球温暖化などの異常気象による人類存続が危惧されています。それでは、人類が絶えることなく悠久にこのまま発展、進歩しつづけていくにはどうすればいいのでしょうか。 ・個人の時間は限られたものですが、この惑星の時間は悠久といっていいでしょう。 ・海底には、船もろとも沈んだ人々が、悠久の眠りについているのだ

悠の漢字の語源は?

悠久の「悠」の語源を説明するには、漢字を分解します。「悠」の「イ」は部首名が人偏で、人の性格や態度、行動などを意味します。人が横を向いている姿で、人間をあらわすシンボルです。次に真ん中の「|」は水という漢字を簡略した形です。 「悠」の「攵」は、のぶんとかぼくづくりといいますが、上の「ト」はボクッという音の擬声語です。その下の交差して右に伸びている字は人の右手を意味しています。一番下の部首は心で、人の心臓を表しています。

みそぎの意味

「イ」は人を、「攵」は、水の筋が長く細く流れることを意味しています。これは人の背中を水で洗ってあげている状態で、忌服やお産などによる穢れをはらうためのみそぎで、身を洗い清める意味を表しています。

ゆったりの意味

「攸」(ゆう)に人の心臓をあらわす「心」を加えて、心がゆったりとして、気分が落ち着き、ゆとりを持っておおようになれるといった意味になります。 「悠」の付く似たような漢字に、「悠悠」や「悠長」、「悠揚」(ゆうよう)、「悠然、裕然」(ゆうぜん)があり、何事にもためらったり、気にすることなく落ち着いてふるまうことを意味します。使い方の例として挙げられるのは、「悠々自適」、「悠々たる宙」、「悠長な対応した」、「侍たちに取り囲まれても悠然とした態度だった」などです。

ゆるやかの意味

ゆったりとした心もちから、大様な、ゆるやかな時を表し、やがて想像もつかないほど遥かに長く持続されていく時間の経過や、途方もない空間の広がりを意味します。 また「弔」(ちょう)、弔いの意味もあり、そこから相手を悼み愁えるとなり、憂えるを表します。

悠久と永遠の違いは?

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初回公開日:2018年01月04日

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