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「枕詞」の意味・和歌の枕詞の一覧・ちはやふるなどの使い方

更新日:2024年01月13日

言葉の意味・例文

「枕詞」と聞くと和歌の世界というふうに結びつくかと思います。最近では「ちはやふる」のアニメでもなじみ深いものになったという人もいるのではないでしょうか。具体的に「枕詞」にはどんな意味があるのかについてご紹介します。美しい和歌の世界をより楽しむことができます。

「ぬばたまの」ではじまる枕詞で有名なのは山部赤人(やまべあかひと)の万葉集の中の和歌です。 『ぬばたまの 夜のふけゆけば 久木生ふる 清き川原に 千鳥しば鳴く』山部赤人 「夜が更けてゆくと、久木の生い茂っている清らかな川原に千鳥がしきりに鳴くことよ(口語訳)」

万葉集「ぬばたまの」の枕詞をもつ和歌の背景

ここでの「ぬばたまの」の枕詞の意味は、「夜」を表しています。第二句に「夜のふけぬれば」を夜がふけてしまったのでと訳す場合もあります。街頭がない時代に夜の静かな世界の中から千鳥の鳴き声だけが響き、より一層静かな夜を感じさせるといった意味を持たせています。

『枕詞』を使うことで広がる歌の世界

「枕詞」は、決まった言葉を導き出すという意味があります。それと同時に和歌にリズム感を与えたり調子を整えたり、また、強調する効果を生み出すという意味も持ちます。日本文化の美しい和歌の世界を見る時の参考にしてみてください。

初回公開日:2018年01月31日

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