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「端緒」の意味・正しい読み方・どういう使い方をするか

更新日:2024年07月11日

言葉の違い

「端緒」という言葉について、意味や使い方、異なる二つの読み方についてもご紹介しています。また、「端緒」と似ている意味をもつ類語表現による言い換えの例文もご紹介しています。この記事を読んで「端緒」という言葉を正しく使用しましょう。

「端緒」の類語

それでは次に、「端緒」と似ている意味を持つ類語表現をいくつかご紹介しておきます。 「端緒」の類語表現には、「糸口」「手掛かり」「きっかけ」「足がかり」「ヒント」「手当たり」「鍵」「食い付き」といった表現があります。言い換え表現としても使用できるものが多いので、「端緒」と合わせて覚えておきましょう。

類語を用いた言い換え表現

それでは、先ほどご紹介してきた「端緒」の類語表現による言い換え例文をいくつかご紹介しておきます。 ・問題解決の端緒をつかむことができた。 という一文は、 ・問題解決の糸口をつかむことができた。 と「糸口」という類語を用いて、言い換えることができます。 ・その運動が革命の端緒となりました。 という一文は、 ・その運動が革命のきっかけとなりました。 と「きっかけ」という類語を用いて言い換えが可能です。意味が似ている言葉が多く存在している「端緒」という言葉だからこそ、類語表現もしっかりと覚えて、正しい言い換えができるようになりましょう。

「端緒」はどういう使い方をするか

それでは次に、「端緒」が実際にどのように使用されているのかをみていくために、例文をご紹介していきましょう。 ・彼の話から、問題解決の端緒をつかむことができた。 ・A社とB社の合意は、商品の共同開発の端緒を開いた。 ・その犯人は、その犯罪が端緒となり、余罪が発覚した。 ・その運動が、革命の端緒となりました。 ・ようやく新規事業が端緒に就いたところです。 いかがですか。「端緒」という言葉はさまざまな表現で用いられていることがわかります。次に、よく使用される表現を一つずつ紹介していきます。

端緒をつかむ

「端緒をつかむ」とは、「物事を始めるきっかけを得る事」という意味や「証拠を手に入れること」を意味する表現です。 ・被害者の奥さんの言葉から、事件解決の端緒をつかむ事ができた。 といった例文で使用することができます。「手掛かり得る」といった表現で言い換えができることを覚えておきましょう。

端緒を開く

「端緒を開く」とは、「物事に取り組み、進行するきっかけを得ること」や、「上手くいくような筋道を立てること」を意味する表現です。 ・薩長同盟は、後の江戸城無血開城への端緒を開いたとされています。 といった例文で使用することができます。「足がかりをつくる」といった表現や、「突破口を開く」といった表現で言い換えができることを覚えておきましょう。

端緒となる

「端緒となる」とは、「ある物事が別の物事を始める理由や契機になること」を意味する表現です。「きっかけになる」「引き金になる」という意味を持つ表現であると覚えておきましょう。 ・A社との合併は、我が社の新事業への参入の端緒となるでしょう。 といった例文で使用することができます。「きっかけとなる」「引き金になる」といった表現で言い換えが可能なことを覚えておきましょう。

端緒に就く

「端緒」に就くとは、「物事が始まって軌道にのり、見通しがつく。」という意味を持つ表現になります。 ・我が社における新事業は、まだ端緒に就いたばかりです。 といった例文で使用することができます。

糸口と使い方が似ている

「端緒をつかむ」「端緒となる」といった表現をご紹介してきましたが、これらの表現は「糸口をつかむ」「糸口となる」とほとんど同じ意味を持つ事を合わせて覚えておきましょう。 「糸口」という言葉にはほかにも「糸口を見つける」「糸口を探す」といった表現もありますので、合わせて覚えておくとよいでしょう。

漢字は読み方も意味も一つとは限らない

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初回公開日:2018年01月11日

記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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