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ふくろはぎは間違い・ふくらはぎはどこを指す・覚え間違い言葉例

更新日:2024年01月16日

社会人常識

言葉の覚え間違いは、誰にでもあるものです。その中には、ふくらはぎと間違えるふくろはぎがあります。そういった似た言葉での覚え間違いはよくあります。ですので今回は、このふくろはぎとふくらはぎの覚え違いを中心に、他の例も合わせてご紹介します。

ここまでで、ふくらはぎの意味についてご紹介いたしました。これは「ふくらんでいる」を意味する「ふくら」と、「すね」を意味する「はぎ」が合わさった「膨らんでいる脛」を意味する言葉になります。 では、具体的にはどの場所のことなのかに関して、次にご紹介いたします。

スネの後ろ側のふくらんでいる箇所

ふくらはぎは、脛の後ろ側のふくらんでいる箇所になります。これは、足首の伸び縮みや折り曲げなどの役割を持っている部分です。この部分の見た目がふくらんでおり、すねに当たる部分に該当する事から、ふくらはぎと呼ばれています。

「ふくらはぎ」の昔の表現

ここまでで、ふくらはぎに関してご紹介いたしました。このふくらはぎですが、使われ始めたのは時代が新しく、江戸時代以降になります。ですので、昔は異なる言葉で表わされていました。 この、今とは異なるふくらはぎの表現に関して、次からご紹介いたします。

こむら

江戸時代以前に、ふくらはぎとは異なる表現で「こむら」という言葉が使われていました。語源は諸説あり定かではありませんが、一説には「こぶ」に似ている事から呼ばれるようになったという説があります。

こぶら

前述しています「こむら」よりも、さらに古い時代の「ふくらはぎ」を表す言葉に、「こぶら」があります。これは一説には、ふくらはぎのふくらんでいる部分が、こぶのように見えたことから呼ばれるようになったという説があります。 元々は「こぶら」の方が「こむら」よりも古い呼ばれ方なのですが、現代では「こぶら」ではなく「こむら」の方が残っています。地方によっては「こぶら」も使われますが、標準語として残り使われているのは「こむら」になります。

「ふくろはぎ」のような覚え間違い

ここまでで、ふくろはぎの正しい本来の言葉である、ふくらはぎに関してご紹介してきました。ふくろはぎのように、たった一字とはいえ覚え間違いをしてしまい、間違ったまま使ってしまうという事はよくあります。 そのような覚え間違いに関して、ふくろはぎ以外のものも、次からご紹介いたします。

うる覚え

よくある覚え間違いに、うる覚えという言葉があります。これは本来の正しい言葉では、うろ覚えになります。うろ覚えは、正しく明確には覚えていない様子を表す言葉です。言葉の響きが似通っているために間違えてしまい、間違えたまま覚えてしまった例になります。 うる覚えとうろ覚えは言葉の響きは似ていますが、言葉の意味を知ると明確に違うことが分かります。正しい言葉のうろ覚えは「うろ」の部分が空洞を意味し、そこから「明確でないありさま」を表しています。うる覚えの「うる」には、そういった意味合いはありませんので、意味合いとしてまったく合わず間違った言葉になります。

ふいんき

覚え間違いには、うる覚えのように言葉の一部を間違えたものもありますが、そうではないものもあります。それが、ふいんきのように言葉の順番を間違えて覚えてしまったものになります。 ふいんきの本来正しい言葉は「ふんいき」となります。漢字で書くと「雰囲気」です。意味としては、ある場所を満たしている感覚を表すこともありますし、ある特定の人物が身にまとっている気配を意味する事もあります。

たいく

覚え間違いには、ここまでで例に挙げました「ふくろはぎ」や「うる覚え」のように、言葉の一部を間違って覚えてしまったものがあります。それ以外ですと、言葉の順番を間違えて覚えてしまった「ふいんき」のようなものもあります。 これら以外の覚え間違いですと、言葉の一部を省略して覚え間違ってしまった「たいく」のような例があります。たいくの正確な言葉は「たいいく」となります。漢字で書くと「体育」です。意味としては、身体を動かすことで心身を成長させ、仕組みを理解させることです。

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初回公開日:2017年12月27日

記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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