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更新日:2024年07月09日
エアコンは、今では一家に一台という環境になりましたが、実は延長コードを使うのはNGであることをご存知でしょうか。このエアコンに延長コードというのは、実は非常に危険な行為であり、家電業界や電子機器メーカー側からすれば常識となっています。その真実を探りましょう。
専用のコンセントが必要という要請を無視して、通常の並行型の単相100V15Aのコンセントを使う場合は、使用者側の自己責任となってしまいます。 特に、単相100V15Aのコンセントは、地面から30cm程度の低い位置にあるため、延長コードがほぼ必須となってしまいます。このような状況で、エアコンを延長コード越しにつなぐのは、メーカー側はひどく嫌がるでしょう。
今では、家電業界や電気工事業界でエアコンを使う場合は、専用のコンセントと分岐ブレーカーを用意することはほとんど常識になっていて、建築士側でもエアコンが設置される所には、専用のコンセントを設置するように設計します。 しかし、一昔前まではエアコンの設置に対して「専用コンセント設置が必要だ」や「延長コードは使っていけない」という注意を受けなかったという人もいるでしょう。15年ぶりとか20年ぶりにエアコンを買い換える人は、特に感じる傾向にあります。 これは、昔と比べてエアコンを設置することで、火事などのトラブルに対する注意喚起も増え、安全管理に対する声が大きくなって、メーカー側でも禁止することが当たり前になったからであり、法律が変わった訳ではないと理解しましょう。
エアコンを設置することを想定して作られたお家では、基本的に専用のコンセントや分岐ブレーカーが用意されているのですが、これらが設置されておらず、単相100V15Aのコンセントと延長コードを使わないとどうしようもないという人は、どうすればいいのでしょうか。
はっきり言ってしまいますと、素人が手を出せる領域からは逸脱していますので、電気工事士に依頼をして専用のコンセントを増設して貰い、状況次第ではブレーカー側もいじって貰う必要があるでしょう。 コンセントの親切や取り替え作業がなく、ただ単に室内機や室外機を設置するだけならば、電気工事士の資格は不要ですが、エアコンを設置するためにコンセント周りをいじる必要がある場合は、業者に頼むしかないでしょう。 工事費用が気になるという方もいるでしょうが、火災という最悪の事態を引き起こすよりは遙かにましですので、必ず工事依頼をしてください。いくらメーカー側で注意喚起をしていても、ユーザー側が一切守らないのではどうしようもありません。
エアコン用の延長コードは確かに用意されていますが、それはエアコン用のコンセントがある環境のみで使える代物であり、もともとエアコンメーカー側も延長コードを使用してはいけませんと強く訴えていますので、最初から延長コードを使うこと自体がNGであると考えましょう。 エアコンの故障だけならまだ修理でどうにかなるでしょうが、火災に繋がってしまった場合は大損害になってしまいますし、アパートやマンションといった集合住宅での火災になると、大問題に繋がってしまいます。知らなかったでは許されない事柄ですので、正しい知識を身につけて己を守ってください。
記載されている内容は2017年12月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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