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更新日:2024年09月11日
何か贈り物をもらうときに「心ばかり」というフレーズを聞いたことがあるでしょう。この「心ばかり」とはどんな意味があってどう使えばよいのでしょう。本記事では、「心ばかり」の意味や使い方、例文、類似する言葉などをまとめました。贈り物するときの参考にしてください。
目次
まずは、のし袋やのしをかけて贈る場合のマナーです。 のし袋やのし紙のおもて書きに「心ばかり」と書きます。 しかし、「心ばかり」というおもて書きをしておきながら、高価な金品を渡すのはマナーとして不適切です。 一点注意が必要なのは、謝罪などの用途で準備した金品にかけるのしの表書には「心ばかり」ではなく必ず「御詫び」や「陳謝」といった文言を入れるようにしましょう。 「心ばかり」は金品を受け取る相手が負担に感じないように配慮する言葉です。相手の負担にならない程度の金品をお贈りする時に「心ばかり」を使うようにしましょう。 「心ばかり」というおもて書きをした場合は、ちょっとしたお礼としてふさわしいものを贈るように気をつけましょう。
のし袋よりも、もう少し気軽な雰囲気でお金を渡したい場合には封筒を使いますが、その際にも「心ばかり」というフレーズを使うことができます。 お金を入れる場合の封筒は、茶封筒や郵便番号を書く欄のある郵便封筒ではなく、白無地の封筒を使うのがマナーです。 封筒に表にのしと同じように上部中央に「心ばかり」、下部中央に必要であれば贈り手の名前を書き入れます。
ポチ袋というと、昨今ではお年玉のイメージが強いですが、実は用途はお年玉だけではありません。 ポチ袋の「ポチ」は、「小さいもの、少しだけ」の意味の関西の方言を起源で、豪華な祝儀ではなく、少しばかり(これっぽち)の気持ちを入れる袋、という意味から「ポチ袋」になったといわれています。 つまり、ポチ袋は「少しのお金を入れる袋」という意味合いがあり、おこづかいや車代、お年玉など「気持ち程度のお金」を入れる袋です。 そのため、ポチ袋にお金を入れて目上の人に渡すのは失礼にあたります。ポチ袋は、目下の人へ少しのお金を渡す時に使うのがふさわしいでしょう。
「心ばかり」という言葉を使う時のマナーがわかったら、次は実際に使ってみましょう。ここからは「心ばかり」を使った例文を紹介していきます。
「心ばかり」という言葉を使う場合に特に使いやすいのが「心ばかりですが〜」です。 目上の相手に金品を手渡す時に「どうぞ、お受け取りください」という言葉の前に、「心ばかりですが」とつけると、相手が気を遣わず金品を受け取りやすくなります。 ただし、心ばかりを強調しすぎると失礼な感じにもなりかねません。軽く言い添える程度がちょうど良いでしょう。
つづいてのは「心ばかりではございますが〜」です。これは先に紹介した「心ばかりですが〜」をより丁寧にした表現です。 「ございます」という表現がやや堅苦しい印象をうけますので、フォーマルなシーンで使うことをお勧めします。
「心ばかりの品〜」というフレーズは、物品を贈る時に添える表現です。「お渡しする品は大したことがありませんが」と謙遜して相手への敬意を示します。 「品」と付くだけに、お金ではなく物品のを相手へ時に使えるフレーズです。
続いては「心ばかりのお花〜」です。これは主に「お悔やみ」のシーンで使う表現です。 お花と聞くと華やかなお花のプレゼントをイメージする方もいるかもしれませんが「心ばかりのお花〜」はお悔やみのメッセージで使う常套句です。お花の贈り物を考えている方は注意しましょう。
記載されている内容は2017年12月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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