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「御礼申し上げます」の意味/類語・ビジネスシーンでの用例

更新日:2020年06月05日

言葉の意味

「御礼申し上げます」は感謝の気持ちを伝えるときに使う便利な敬語です。しかし、意味や使い方を曖昧に理解しているまま、多用している人は要注意です。意味や類語、間違いやすい表現も合わせて確認して、相手に感謝の気持ちをスムーズに伝えられるようになりましょう。

心より御礼申し上げます

本当に心からお礼を言いたいときに使う言葉です。「重ねて御礼申し上げます」や「重ね重ね御礼申し上げます」は、たくさんお礼したいときなど、お礼を繰り返し言いたいときに使う言葉です。 それに対して、「心より御礼申し上げます」は、たった1回の相手の物事に対しても、お礼を言うときに使える言葉です。「心より」がつくことで、相手に感謝したい気持ちがあることがより強く伝わります。

厚く御礼申し上げます

お礼の気持ちが強いことを示すときに「厚く」がつくことが多いです。これは「心より御礼申し上げます」と同じように使います。「心より御礼申し上げます」と「厚く御礼申し上げます」のどちらを使うかは、自分に合った方を使うと良いでしょう。

「深く御礼申し上げます」は間違い?

よく見聞きする言い方ですが、この言葉は正しい使い方とは言えません。「感謝申し上げます」で解説したとおり、「深く」は「御礼」の強さを表す言葉ではなく、「感謝」の強さを表すときに使われる言葉です。 これは「御礼申し上げます」が、感謝の意味を持つことから、誤って「深く」がついて使われるようになったと考えられます。しかし、誤って使われていることは多くの人に周知されていません。これを機に正しい使い方を覚えましょう。

略儀ながら書中をもって御礼申し上げます

挨拶状や礼状などのビジネス文書を送るときによく使われる表現です。「略儀」の本来の意味には、「正式の手続きを省略したやり方」という意味があります。この言葉がつくことによって、「本来であれば直接お会いして申し上げるべきところですが、それを省略して手紙でお礼をお伝えします」ということを意味しています。 ただし、これはあくまでも挨拶のようなものなので、「今は手紙で済ませるから、後で実際に会ってお礼をしますよ」という意味ではありません。この言い方を使ったからといって、相手に不快な思いをさせることはないので安心して使いましょう。

取り急ぎ御礼申し上げます

何か急ぎの用件があったり、早く伝えたいことがあるときに使ったりする表現です。しかし、お礼は慌ただしく急いでするものではなく、本来は心を込めてするものとされています。表現の仕方自体に間違ってはいませんが、目上の人に使うと失礼にあたりやすいので、なるべく使用を控えましょう。 どうしてもお礼を先に述べなければならないときは、「大変略儀ではございますが、まずはメールにて御礼申し上げます」のように別の言葉で言い換えると良いでしょう。

ビジネスシーンで使える「御礼申し上げます」の文例

「御礼申し上げます」の用例を確認したところで、メール、手紙、スピーチの場合で具体的にどのように使われるか文例を紹介します。相手に感謝の気持ちを伝える大事な場面で、相手が喜ぶ言葉で伝えましょう。

メールでの「御礼申し上げます」

・この度は誠に貴重なるお品を頂戴いたしまして、厚く御礼申し上げます。 ・皆さまから貴重なお話を伺う機会を頂戴し、心より御礼申し上げます。 お礼のメールは、相手と良好な関係を続けていくためにも、できるだけ早く送るようにしましょう。ビジネススキルとして丁寧なメールを送ることで、自分の評価だけでなく会社のイメージアップにつながります。

手紙での「御礼申し上げます」

商用の年賀状や、会社設立などのビジネスや儀礼的な挨拶状では、最初の挨拶にあたる前文で使われることが多いです。 ・日頃は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。 ・平素は格別なるお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 ・旧年中は格別の御高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 相手と何度もやり取りしているお礼状については、同じ表現を使うのではなく、自分なりの言葉に言い換えて、より心が伝わる文章にさせましょう。 また、手紙はメールとは違って何日までに送らなければいけないという、時間に縛りはありませんが、なるべく早めにお礼の気持ちを伝えるようにしましょう。

スピーチでの「御礼申し上げます」

結婚式などの晴れ舞台でのスピーチの場面でも、出席者に感謝の意味を伝える言葉として、「御礼申し上げます」はよく使われます。 ・この舞台の実現に協力してくださったみなさまに厚く御礼申し上げます。 ・日頃からの格別のご愛顧を賜り、また今回のプロジェクトについても御賛同いただき、重ねて御礼申し上げます。 ・こうして創立20周年を迎えることができたのも、みなさまの日頃のご愛顧のおかげです。心より御礼申し上げます。

初回公開日:2017年12月20日

記載されている内容は2017年12月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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