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更新日:2024年07月12日
ビジネスシーンのみならず、さまざまな場面で使われることの多い「共に」という言葉。「伴に」「供に」「ともに」とさまざまな書き方がありますが、皆さんは正しく使い分けることができているでしょうか?書き方によってさまざまな意味に変化する「共に」を徹底解明していきます。
「伴に」との違いは、「共に」の違った言い回し、といったようなイメージで考えていただけると分かりやすいでしょう。 意味としてはほとんど「共に」と同じで、「一緒に、同時に」といった意味なのですが、「誰かに伴う」「誰かを従えて」といった意味を前面に押し出して伝えたい場合は、こちらの漢字を使います。 「供に」同様、「共に」と書き換えても全く問題はないので、余り気にし過ぎなくても良いですが、こちらの漢字は、上下関係を表したい場合や「一緒である」ことを強調したい場合に使うことが多いので、ニュアンスを気にする方にとっては注意が必要な漢字でもあります。
「一緒に」とは、「共に」の単語があらわす1つの用法です。先ほどもお伝えしたように、「共に」には、一緒に、という意味と、同時に、という意味の2つが存在します。 このため、「一緒に」と伝えたいときに「共に」と使うことは間違いではありませんが、「共に」と伝えたいときに、必ずしも「一緒に」と置き換えていい、ということにはなりません。 たとえば、Aという物事とBという物事を同時に行いたいとき。この場合は、「Aと共にBも」とは言うことはできても、「Aと一緒にBも」というのは少し違和感があるでしょう。このように、必要ではあっても十分ではない、というのが「共に」と「一緒に」との違いです。
「共に」の意味はだいたい分かってきたでしょうか。漢字によって意味が異なってくるので、使い方には注意が必要です。それでは、「共に」を使用するときにふと気になってしまいがちな、ある注意点についてご説明します。
基本的に「共に」は2つ以上の単語を繋げるときに使用します。AとBという2つのものを並立させて並べて伝えるのが、「共に」の代表的な使い方になります。
2つのときは「共に」といっても違和感はないけれど、どうも3つ以上だと違和感がある、そんな風に感じたことはないですか。実はこの単語、2つでも3つでも、その数によって変えなければいけないという使用制限はありません。 しかしなんとなく、3つ以上だとおかしいような気がしてしまうという方は、先ほどお伝えした言い換え法や、「ならびに」「同時に」といったような言葉を使うことをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。普段何気なく使う「共に」という言葉も、書き方によって色々な意味へと変化することがお分かりいただけたのではないでしょうか。「ともに」と口で言うことは簡単なのですが、メールや手紙に書くときは、少し注意が必要な言葉です。 もちろん、一般的には「共に」と書いてしまっても問題はないですが、折角ならば正しい漢字で書きたいところでしょう。 さらに、正しい漢字を使える人は、ビジネスシーンのみならず、日常生活でも一目おかれる存在になります。この記事をきっかけに、「共に」の使い分けを完璧にして、正しい言葉を使える素敵なビジネスマンになっていただけることを期待しています。
記載されている内容は2017年12月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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