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「ご足労いただき」の使い方を知ろう!注意点や言い換え表現を紹介

更新日:2024年07月01日

言葉の意味・例文

「ご足労いただき」の使い方を知っていますか?この記事では、ビジネスシーンで使われることの多い「ご足労いただき」という表現について意味や使い方、言い換え方を紹介します。「ご足労いただき」の使い方をしっかり理解して正しい使い方をマスターしましょう。

「ご出席いただき」は、出席してもらってという意味です。使う相手は社外のみではなく、目上の人や上司への社内向けにも使う事ができます。 謙譲語の「ご」を取れば、「出席させていただきます」のように自分を主語に使う事もできます。ビジネスに限らず、色々な場面で出欠確認の際には一番使うことが多い表現です。 ご出席いただきの主な使用例はこちらです。

出席を依頼する時
  1. ご出席のほどよろしくお願い致します。
  2. ご出席のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
出席時・出席後にお礼を伝える時
  1. ご出席ありがとうございます。
  2. ご出席いただきましてありがとうございます。
  3. ご出席賜りましてありがとうございました。
  4. ご出席くださいましてありがとうございました。

お越しいただき

「お越しいただき」は、「来ていただき」の尊敬語です。「お越しいただき」というフレーズは、主にビジネスシーンにおいて使われる言葉です。来てもらうことを依頼する時にも使える表現です。 上司や取引先の方など目上の人に来ていただいた時は勿論、催し事などでも司会者がよく使うことが多い表現になります。 お越しいただきの主な使用例はこちらです。

来てもらうことを依頼する時
  • お越しいただきますよう、お願いいたします。
  • ご多忙のところ恐縮ですが、弊社に一度お越しいただきたく存じます。
来てもらったお礼を伝える時
  • お越しいただき、ありがとうございます。
  • お越しくださいまして、ありがとうございました。

お運びいただき

「運ぶ」は行く・来るの尊敬語になり、「お運びいただき」は「来ていただき」という意味になります。お越しいただきという表現よりも少し改まって伝えたい相手、場面で使う表現です。 お運びいただきの主な使用例はこちらです。

来てもらうことを依頼する時
  • 足をお運びください。
  • お時間のある際に、足をお運びくださいますようお願い申し上げます。
来てもらったお礼を伝える時
  • 足を運んでいただきありがとうございました。
  • この度は遠方から足を運んでくださり、大変感謝しております。

お手数

「ご足労」の言い換えとして「お手数」という言葉があります。しかし、この「お手数」には、他人のためにことさらにかける手間を意味するため、「ご足労」のような「相手側がわざわざ出向いてくる」という意味はありません。「ご足労おかけします。」は、「お手数をおかけします。」と言い換えることができます。 お手数を使う時の主な使用例はこちらです。

来てもらうことを依頼する時
  • お忙しいところ、お手数お掛けしますが明日は宜しくお願い致します。
来てもらったお礼を伝える時
  • 本日はお忙しいところ、お手数をお掛けしました。ありがとうございました。
  • 先日は、わざわざお越しいただき、お手数をお掛けしました。

お手間

「お手間を取らせる」とは、相手の労力を自分のために使わせることを意味します。「お手数」と同じく、「ご足労」のような「相手側がわざわざ出向いてくる」という意味はありませんが。「ご足労いただきまして恐縮です。」を「お手間を取らせまして恐縮です。」と言い換えることができます。 お手間を使う時の主な使用例はこちらです。

来てもらうことを依頼する時
  • お手間を取らせてしまい申し訳ありませんが、明日は宜しくお願い致します。
来てもらったお礼を伝える時
  • 本日はお忙しい中、お手間を取らせてしまい申し訳ございませんでした。ありがとうございました。
  • 先日はわざわざ来ていただき、お手間を取らせてしまいました。ありがとうございました。

「ご足労いただき」の英語表現

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初回公開日:2017年12月12日

記載されている内容は2017年12月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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