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更新日:2024年07月19日
ビジネス上「お電話差し上げる」という表現を聞いたことがある方は多いでしょう。この「お電話差し上げる」とは正しい敬語表現なのでしょうか。また、類語表現にはどんなものがあるのでしょうか。「お電話差し上げる」についてまとめましたのでご参照ください。
目次
「お電話差し上げる」の類似表現として「お電話させていただく」という表現があることを説明しましたが、この「お電話させていただく」と似た表現として「お電話いただく」があります。これらの表現は、一見似たような表現ですが意味が違ってきます。
これは、自分の行為に対し以下の条件を満たす場合に用いるのが適切です。 1.相手若しくは第三者の許可を受けて行う 2.このことにより恩恵を受ける、またはその気持ちがある (例文)「詳細が確認でき次第、こちらからお電話させていただきます。」
この表現における「いただく」は、「あなたにしてもらった」という意味です。よって、「お電話」と一緒に使った場合は、「あなたにしてもらった電話」ということになります。 (例文) 「先日お電話いただいた件になります。」「何度もお電話いただき有難うございます。」
「お電話差し上げる」という表現は、ビジネスシーンにおいてよく使われる言葉です。ここでは、「お電話差し上げる」のフレーズを使った例文を紹介します。
メールの中で、後で詳細が決まったら電話連絡するという意味で「お電話差し上げる」というフレーズを使うことがあります。例えば、以下のような文になります。 (例文) ・「○○様ご不在とのことですので、明日改めてお電話差し上げます。」 ・「詳細な日程が整い次第、お電話差し上げます。」 ・「お電話差し上げる場合は、いつの時間帯がご都合よろしいでしょうか。」 ・「先日お電話差し上げたのですが、ご不在のため連絡が遅くなりました。」
ビジネス上、取引先などから電話がかかってきて目的の人が席を外していた場合に、戻ってきたときに折り返し連絡するという趣旨の言い方がありますので紹介します。
電話を折り返しするように伝えますという趣旨で、応対する文が以下になります。 (例文) 「○○は、現在席を外しております。宜しければ、○○が席に戻り次第、折り返しお電話差し上げるよう申し伝えますが、いかがいたしますか。」 「お電話差し上げるよう申し伝えます」という表現で、不在の人に折り返し電話させるという趣旨の応対ができます。ただし、時間によっては相手も不在の可能性もあるため、上記のように「そのようにしますか」と聞いても良いでしょう。 そうすれば、「お願いします」と言われるか、「すぐ席を外すので、3時間ほどしてからご連絡願います」と相手から条件を言ってくれるでしょう。
いかがでしたか。「お電話差し上げる」という表現は、ビジネス上よく使う言葉ですが、人によっては上から目線で言われていると感じる場合もある表現です。目上の人にも使える正しい敬語表現ではありますが、シチュエーションや電話内容などを考慮した上で使うようにしましょう。 また、「お電話差し上げる」の類語として「お電話いたします」「ご連絡いたします」「お電話させていただく」などの表現もあります。電話応対は社会人の基本ですので、場面場面でこれらの表現を使い分けて、電話応対をしっかりとマスターしていきましょう。
記載されている内容は2017年12月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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