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相手にかけた場合のお電話の使い方|差し上げる/いたします

更新日:2024年03月18日

敬語表現

「お電話」を使った言い回しには、どのようなものがあるのでしょうか?このページでは、「お電話」という言葉の一般的な使い方や、「お電話」を使用した言い回しについてご紹介しています。例文などもまとめているので、ぜひ言葉の勉強にお役立て下さい。

相手の承諾を得て電話をかけた場合の使い方

電話をかけるといっても、状況やシチュエーションはさまざまです。一方的に自分から相手へ電話をかけるケースもあれば、相手のアポを取った上で電話をかけたり、相手から頼まれて電話をかけたりする場合もあります。 相手の承諾を取った上で電話をかける場合は、上記でご紹介した「お電話差し上げます」や「お電話いたしました」とは、異なる言い回をすることも可能だと言われています。

「させていただきました」「させていただきます」の使い方

一般的に、「させていただきました」や「させていただきます」といった言い回しは、つい使ってしまいがちですが、回りくどい印象を与えることも多く、敬語として正しくないとする意見も存在します。 しかし、相手の許可が必要な物事について述べる際や、相手に許可を取っている物事の場合は、「させていただきました」や「させていただきます」といった言い回しを使うのが正しいという見解もあります。 電話は、かけた相手が受け取らなければ、成立しません。よって、許可が必要な物事という見解も存在します。そのため、相手に許可を取りたい場合や相手の承諾を取っている場合は、「お電話させていただきました」「お電話させていただきます」といった言い回しを使っても、間違いにはならないでしょう。

相手からかかってきた場合の「お電話」の使い方

続いて、相手から電話がかかってきた場合、「お電話」はどのように使用すれば良いのか、考えていきます。 何度かご紹介しているように、「お電話」は尊敬語でも謙譲語でも使うことができる言葉です。相手から電話がかかってきた場合の「お電話」は、文章や挨拶においてどのような扱いになるのかに注目して、考えていきましょう。

相手から電話がかかってきた場合の「お電話」の使い方:いただいた

相手から電話がかかってきた場合の「お電話」とともによく使われる言葉の1つに、「いただいた」が挙げられます。「いただいた」のもとの形である「いただく」とは、以下の解説のような意味がある言葉です。

「もらう」の謙譲語。

上記の解説から、「いただく」とは「もらう」という自分の行為を謙って表現した言葉だと言えそうです。「いただいた」は、「いただく」の過去形と考えられます。 ですから、「お電話いただいた」という言い回しは、「電話をもらった」という言い回しをより丁寧に表現したものだと言えます。使用例としては、「昨日お電話をいただいた○○と申します」「先日はお電話をいただき、有難うございます」などの使い方が挙げられます。

ビジネスシーンにおける「お電話」の使い方・例文

最後に、「お電話」という言葉をビジネスシーンで使用する場合、具体的にどのような言い回しや使い方があるのか、例文を通して見ていきます。例文を参考にすることで、「お電話」という言葉のさまざまな使い方に触れ、電話をかけたり受けたりした際の挨拶のバリエーションを増やしましょう。

ビジネスシーンでの「お電話」の使い方【1】:お電話差し上げました

上記でも取り挙げましたが、「お電話差し上げました」という言い回しは、特にビジネスシーンで頻繁に使用される言い回しの1つです。例文としては、以下のようなものが挙げられます。 ・先日、お電話差し上げました、株式会社○○営業部、△△と申します。 ・本日は、〇〇プロジェクトの件でお電話差し上げました。 ・この度お電話を差し上げましたのは、〇〇サービスの件でお話ししたいことがあったためです。

ビジネスシーンでの「お電話」の使い方【2】:お電話いただきました

相手から電話をもらった場合に多い言い回しの1つとして、「お電話いただきました」という言い回しが挙げられます。以下で、「お電話いただきました」を使用した例文をご紹介していくので、使い方や使うシチュエーションについて見ていきましょう。 ・先程お電話をいだきました、〇〇です。 ・先日お電話をいただいた際には、お話しすることができず大変申し訳ございませんでした。 ・昨日、〇〇様からお電話をいただきました、△△と申します。〇〇様はいらっしゃいますでしょうか?

「お電話」を正しく使えばいろいろなやり取りができる

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初回公開日:2017年12月09日

記載されている内容は2017年12月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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