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更新日:2024年10月11日
「階段を上る」の読み方をご存じですか?同じ意味の言葉で「登る」や「昇る」を使用することもありますが、その違いが何か気になりますよね。「階段を上る」運動でどんな効果が得られるかも気になりますね。この記事では、「階段を上る」について意味や運動などについて紹介します
目次
「階段を上る」を使わずに、あえて「階段を昇る」が使われている例について下記に紹介します。
『階段を昇る裸婦』はスペインの画家であるジョアン・ミロの作品のタイトルです。この作品には、スペイン内戦当時の悲劇の心境が表現され、その中で歪んだ心理を描写する意味で「階段を昇る」が使われ、あえて「階段を上る」や「階段を登る」を使っていないものと考えられます。つまり、位置関係や高低差などの点は強調されていません。
「大人の階段昇る」は、日本のグループ歌手H2O(エイチツーオー)の代表曲「想い出がいっぱい」の歌詞の中に存在します。「大人の階段」は子どもが大人へ成長していく思春期のことを想起させる表現で、『階段を昇る裸婦』と同様に心理を描写する意味で位置関係や高低差などの点を強調せずに「階段を昇る」が使われていると考えられます。
階段を上ると適度にカロリーを消費して、ダイエットの効果が期待できます。それがどんなものなのか、具体的な点について気になるところです。そこで、階段を上る時の運動量・効果について下記に紹介します。
日本体育協会スポーツ科学委員会のデータによれば、階段を上る運動における体重1キロ・1分当たりの消費カロリーは約0.135キロカロリーと示されています。軽いジョギングでは約0.138キロカロリーであり、階段を上る運動は軽いジョギングとほぼ同等の運動量と言えます。 このデータをもとに体重50キロの女性が30分間階段を上る運動を行った場合を例にして消費カロリーを計算してみますと、約200キロカロリーとなります。
同委員会のデータによれば、階段を下りる運動における体重1キロ・1分当たりの消費カロリーは約0.066キロカロリーと示されており、階段を上る運動における消費カロリーの半分の程度です。階段を上る運動を行う際には下りる運動も行われるため、消費カロリーを計算する場合は階段を上る運動と下りる運動の両方を合わせて考えることが望ましいです。 なお、両方を合わせた運動における体重1キロ・1分当たりの消費カロリーは約0.100キロカロリーで、散歩や通常歩行の2倍の消費カロリーです。このデータをもとに体重50キロの女性が30分間階段を上る運動と下りる運動を行った場合を例にして消費カロリーを計算してみますと、約150キロカロリーとなります。
階段を上ることによって特定の筋肉の部位が鍛えられる効果があります。そこで、鍛えられる筋肉について下記に紹介します。
階段を上ると体幹が鍛えられます。体幹は上半身と下半身の重力のバランスを保っている筋肉であり、頑丈な足腰にしていくためにも積極的にトレーニングをしていくことが望ましい筋肉部位です。
階段を上ると、太ももの前方にある大腿四頭筋を鍛えることができます。階段を上る際にまず片方の足を一段上に乗せますが、このときに大腿四頭筋が短くなって収縮します。筋肉の収縮の仕方はいくつかありますが、この場合の収縮は「求心性収縮」と呼ばれています。 なお、階段を下りる際には大腿四頭筋が長くなって収縮する「遠心性収縮」となります。
記載されている内容は2018年01月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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