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心労の意味・使い方や例文|心労が重なる/心労がたたる・症状

更新日:2024年04月24日

言葉の意味・例文

心労からストレスが生じて精神症状、行動症状や身体症状が出てきます。心労を見つける診断から、心労を軽くするためのツボと、栄養面から心労に良い食品を紹介しました。現代は心労からくるストレス社会です。誰でもさいなまれるストレスを軽くしていきましょう。

初期症状

ストレスをもたらすものには各種あるように、心身に現れる症状も多くの症状があります。 初期から現われる症状には、目が疲れやすい、肩がこりやすい、背中や腰が痛くなる、朝気持ち良く起きられない、頭がスッキリしない、頭が重い、などです。 初期から現れる心労からの症状の多くは、心身の負担や疲れを取り切れなくなってきている証です。

慢性時の心労で現れる症状

次に慢性時の心労で現れる症状には、なかなか疲れがとれない、何かするとすぐに疲れる、お腹が張ったり下痢や便秘になる、少しのことでイライラしたり腹が立ったりする、人と会うのが億劫になる、仕事をする気が起きない、などです。 そして慢性時に現れる症状は、心と身体にひどく重圧を受けてしまい、心身の疲労がひどく精神的に余裕がなくなってしまっています。

心労からの三つの症状は

先ほどの心労から表に出る三つの症状を心理・精神症状、行動症状、身体症状に分けます。

心労の心理・精神症状の例は

心労の心理・精神症状の例は、気力がわかない、イライラしやすい、あせりに襲われる、じっとしていられない、落ち着かない、頭の中で堂々めぐりを繰り返す、朝起きるのがつらい、叫び出したくなる、気分が滅入る他があります。

心労の行動症状の例は

心労の行動症状の例は、怒鳴り散らす、八つ当たりする、泣きわめく、叫び出す、引きこもる、出社拒否、過食を繰り返す、独り言を繰り返す、過度な飲酒、衝動買いする、自傷行為をするなどがあります。

心労の身体症状の例は

心労の身体症状の例は、病気とまではいかないような身体の不調感や症状です。血行不良による冷え性ほかの諸症状、傷の治りが遅い、倦怠感、便秘・下痢、吐気と嘔吐、片頭痛・緊張性頭痛、過度な尿意、肩こり、めまい、耳鳴り、緊張性の発汗その他があります。 他にも脱毛する、目が疲れるとかも心労からの身体症状として現れます。身体症状としてさらに進むと、若年性心筋梗塞、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎も現れるでしょう。女性では生理不順、月経前症候群、月経困難症が現れてきます。 強い心労が続くと免疫系にも影響が出て、口唇ヘルペスや帯状疱疹が現れます。これらの症状は身体の常在菌が免疫低下により発現してしまう症状です。免疫系のバランスが崩れてくる初期のあらわれで、普通なら自然治癒しますが、心労が慢性化すると帯状疱疹は重症化してしまうのです。 糖尿病の発症と悪化も心労が深く関わっています。あるいは、糖尿病も心身症としてあらわれる場合があります。糖尿病の薬を服用していても、血糖値が下がらない場合、心労からのストレスが自律神経を乱しているかもしれないためです。 日本人の多くは二型糖尿病で、インスリンの分泌量が少ない、働きが悪いために血糖値が高くなる病気です。二型糖尿病はインスリン分泌障害からですが、インスリンを分泌する膵臓の細胞が障害されることからおこります。強度の心労は自律神経を乱し高血糖状態となり膵臓の細胞に負荷をかけすぎて傷めてしまうことが指摘されています。

身体症状の例:倒れる

心労により気疲れ、精神的な疲れ、気苦労が重なることでストレスを感じてしまいます。ストレスが続くと血圧が上がりやすくなり、風邪もひきやすくなります。女性の場合は生理不順に陥り、月経が止まってしまうこともあるのです。 怖いのはこうしてストレスから高血圧になると、動脈硬化を引き起こして脳出血や脳梗塞を引き起こすことがあります。長期にわたってストレスにさらされた場合、脳梗塞や脳出血の危険性は高まり倒れることがあります。

身体症状の例:痩せる

消化器官は心労などのストレスの影響を受けやすく、それにより消化器官の機能低下を起こしてしまい、栄養の吸収がうまくいかなってしまいます。栄養が吸収しにくくなれば自身の体に蓄えた脂肪を生きるためのエネルギーに変えて補うことになるでしょう。つまり痩せていきます。これを防止するには心労をなくしリラックスして副交感神経を刺激します。

身体症状の例:白髪

心労が原因で白髪が増えることがあります。心労で血行が悪くなり髪に必要な栄養が行き渡らなくなるからです。身体は心労からのストレスで血管が収縮してしまい、血行が悪くなります。血行により全身に栄養を運ぶ働きがあるので、血行が悪く栄養が行かないと健康な髪が生えません。 髪の毛が黒いのはメラニン色素があるからで、メラニン色素を作る色素細胞は、緊張に弱い神経細胞と同じく心労の影響を受けやすいです。心労によるストレスが多い生活を続けていると、色素細胞の機能が低下して白髪が増えてしまいます。

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初回公開日:2017年11月16日

記載されている内容は2017年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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