心労の意味・使い方や例文｜心労が重なる/心労がたたる・症状

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心労は国語上では、「あれこれと心配すること、精神上の苦労、心づかい」の意味です。「心労のあまり寝込む」とかに使います。そのため、あれこれ心配して心を使うことや、それによる精神的な疲れとか気苦労・気疲れとしても使われます。類語は、気疲れ、気苦労、心痛、ストレスなどです。 労という漢字には、「骨折って働く」、「世話をする」、「いたわる」、「苦労する」、「病気」の意味を持っています。したがって心労となると、「心」という字が合わされることで、精神的に苦労したりしているさまとなります。

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心労は病気の意味で用いられ、気に病むと同義語です。心に掛けてさまざまに苦悩することを表します。心を煩わせることが意味として重要で、単に気遣うという意味の心配より踏み込んだ重い言葉です。

気に病むことが重なっている意味で使われますので、心労することが多くよりストレスとなっている状態を示しています。例文としては、「心労が重なったためか、〇〇さんが体調を崩されて入院されました」のように使われます。

心労に続けて使う言葉として一般的に使われるのが「お察しします。」です。相手の心配や悩みを、自分が相手のことを思い気遣っていることを表します。例文としては手紙の書き出しなどで「あなたのご心労をお察しします。」のように用います。会話の中で目上の人が自分の心配事を話された場合に返事として用いることも可能です。

「心労がたたる」で使われる「たたる」の漢字は「祟る」です。悪霊のたたりと同じ「たたる」です。心労が災いをする、悪い結果が生じるという意味で使用されます。例文では「心労がたたり精神的に落ち込んでいます。」というように使われます。

心労が取れずにいる状態を指すように使われます。例文としては「仕事が厳しくて大変疲れていて、心労がたまって元気がありません」というように使われます。

「心労が募る」の「募る」と同じ読みで｢積もる｣もあります。重なっていき嵩が大きくなり問題が大きくなった意味合いになります。この｢積もる｣はそのため物理的な重さ・圧迫などの意味合いになりますので、心労が積もるはあまり使われません。 ｢募る｣の方は、たくさん集まるという意味合いがあります。そこから、たくさんになり、激しくなるという意味になっていきます。そのため対象に向けた感情が激しくなっていく様を表しているのです。例文としては「心労が募り心の休まることがありません。」のように使われます。

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心労はストレスを生じさせてしまいます。そのストレスからくる症状は多種多様で、体と精神の両方をむしばんでしまいます。ストレスによる症状には、精神症状と行動症状と身体症状があります。 つらい心労からの症状は、心が弱いからなるのではなく、ひとりで色々なものを背負って頑張ってしまっている人に起こります。心労からの症状の現れ方に「あせり」があります。　小さな問題や出来事を、大問題のように思い悩んで、精神的に追いつめてしまうのです。 そしてその問題や悩み事を一気に解決しようとして、さらに追い詰めてしまい、あせりが生まれてしまいます。しかし自分自身では、あせっていることにも気が付かず、目の前の一点しか見えなくなり解決の糸口が見えなくなってしまうでしょう。 心労からの表に出る症状は三つに分けられます。一つは心理的、精神的に形として現れる症状で、もう一つは行動として外に現れるもの、そして最後は身体の病気として外に現れます。