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「精進して参ります」の意味や使い方|類語と英語表現も併せて解説

更新日:2024年09月23日

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「精進して参ります」の正しい意味や使い方をご存じでしょうか。本記事では「精進して参ります」の意味や言い換え表現をはじめ、使い方や注意することについて、例文も用いながら紹介しています。正しく使えるか不安がある方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

目上の人を主語にして使うと、相手に失礼な印象を与えるため注意が必要です。 例えば、「〇○部長は●●に精進されていますか」などと聞いてしまうと、「偉そうだな」という印象を与えてしまうでしょう。 この場合は、「精進されて」を「活躍されて」と言い換えると失礼のない表現になります。

「参ります」はひらがな表記が望ましい

「参る」は「行く」の謙譲語ですが、この場合は補助動詞として使用されています。 補助動詞の役割で用いる場合は「動詞+まいる」というように、ひらがなでの表記が一般的なため、「精進してまいります」が正解です。 「いたします」や「ください」も同じような使われ方をする補助動詞なので、「まいります」同様、漢字ではなくひらがなで表記すると覚えておきましょう。

「精進して参ります」の言い換え表現

ここでは、「精進して参ります」の類語や言い換え表現を見て行きましょう。 カジュアルな表現から、非常によく似た言い換え表現まで5つ挙げますので、それぞれの意味を理解して上手く使い分けながら、コミュニケーションの幅を広げてください。

頑張ります

「頑張る」には「困難にめげないで我慢してやり抜く」という意味があります。 「頑張ります」は、日常でもビジネスの場でも使用できますが、どうしても幼い印象を与えてしまうため、フォーマルな場では使用を控えた方が無難です。 ただし、「精進して参ります」より堅苦しくない表現なので、親しい上司や先輩が相手なら「頑張ります」でも構わないでしょう。

励みます

「励む」には「気持ちを奮い起こして物事をこなす、精を出す」という意味があります。 「精進して参ります」の方がよりフォーマルな表現ですが、「励みます」もほぼ同じ意味なので、シチュエーションに合わせて使い分けましょう。

邁進してまいります

「邁進」には恐れることなく突き進むという意味があります。ひたむきに努力するという「精進」とは違い、勢いのある表現です。 目標に向かって、前へ前へと突き進んでいくような気持ちを表現したいときには、「邁進してまいります」の方が明確に相手へ伝わります。

努力してまいります

「努力」には、「あることを成し遂げるために、休んだり怠けたりすることなく励むこと」という意味があります。 「精進して参ります」同様に「一生懸命励みます」という意思を伝えられますが、少しカジュアルな印象も与える表現です。

尽力してまいります

「尽力」には、「物事を達成するために、力を尽くす」という意味があります。 「すべての力を出し尽くす」という意味もありますので、物事に対する自分の熱量を相手に伝えられる表現です。 力や能力を十分に発揮することや、持っているスキルを磨くという意味でも使われます。

「精進して参ります」の敬語は?

「精進して参ります」は「参ります」が敬語にあたりますが、他の言い換えもできます。 ・精進します。 ・精進する所存です。 ・精進いたします。 また、「精進を重ねる」という言い方もあり、「より一層の精進を重ねて参る所存です」というように使うことができます。

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初回公開日:2017年11月30日

記載されている内容は2017年11月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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