「至難の業」と「至難の技」は何が違うの?使い方や類語も紹介
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更新日:2025年03月05日
皆さんは「擁護」の意味について正しく理解できているでしょうか。本記事では、「擁護」の正しい意味や例文、類義語だけでなく、まぎらわしい「養護」との違いについて説明していきます。「擁護」の使い方が不安な方はぜひこちらをチェックしてみてください。
目次
「『擁護』ってよく聞く言葉だけどどういう意味だっけ?」 「『擁護』をたまに使うけど、正しい意味で使えているかな?」 「『擁護』を正確に使えるようになりたい」 時折目にする「擁護」という言葉ですが、その意味を正しく把握できているか不安に思う方もいるのではないでしょうか。 本記事では「擁護」という言葉の意味や使い方、例文に加えて、似ている意味の「養護」との違いや使い分けについて紹介していきます。 この記事を読むことで、正しい使い方を例文を通して具体的に知ることができるでしょう。 「擁護」の適切な意味について不安に思っている方や、間違った使い方をして恥ずかしい思いをしたくないという方は、ぜひ本記事をチェックしてみてください。

テレビや新聞などで時折「擁護」という単語を耳にすることがあるかと思います。「人権擁護運動」や「彼は擁護派だ」などです。皆さんはこの意味と使い方を正しくご存知でしょうか。 擁護の「擁」は「抱きかかえること」ひいては「周囲から守り助けること」を表しています。さらに、擁護の「護」は「守ることやかばい助けること」を表す漢字です。この2つの漢字が指し示すように、「擁護」は「侵害や危害からかばい守ること」という意味を持ちます。 例えば、「憲法を擁護する」と言えば「憲法を脅かそうとする存在から法を守ろうとする」といった意味になりますし、「人権擁護」と言えば、「人権を侵害しようとする存在から対象物を守り助けること」という意味になります。 害から守ろうとする意味合いから、多くの場合で「擁護」には守る対象と対立している存在が示唆されます。

「擁護」は「ようご」と読みます。「擁」は抱擁(ほうよう)や擁立(ようりつ)といった熟語にも用いられており、同じように音読みをすれば大丈夫です。同様に「護」も保護(ほご)や弁護(べんご)といった熟語と同じように音読みです。 ちなみに、「擁護」は仏教用語として「おうご」と読む場合もあります。「おうご」と読む場合には、仏や菩薩が人の祈願に応じて彼らを守り助けることを表しており、日常的に使われる言葉ではありません。仏教的な使い方でもない限り、擁護の読み方は「ようご」であると覚えておきましょう。

これまでにも説明したように、「擁護」は対象を侵害しようとする存在から守る時に使う言葉です。「彼を擁護する。」や「○○権を擁護する。」といったように「~を擁護する」といった形や、「憲法擁護」「擁護団体」「擁護派」のように、複合名詞として「~擁護」「擁護~」といった使い方をします。 ちなみに「擁護」は法律や権利、意見といった人以外の概念的なものを対象として使われることが多くなっています。 意味を正しく理解して、誤った使い方をしないように注意していきましょう。

ここまで「擁護」の意味を説明してきましたが、言葉の意味や使い方を理解するには、説明を聞くだけではなく、実際にどのように使われているかを確認するのがわかりやすいでしょう。 そこで、「擁護」を使った例文をいくつかご紹介します。例文を参考にして「擁護」の適切な使い方を理解していきましょう。

「擁護」と似た意味を持つ言葉としては「保護」「補助」などが挙げられます。動詞で「保護する」となると、「サポートする」「庇う」「助太刀する」「固守する」などが類義語として挙げられます。どれも主に、物事が不利な状態にならないように働きかけることや保護されている状況という意味を表しています。 他にも、特定の人が上手くいくように手助けすること、といった意味合いであれば、「義理立てする」「庇護する」「バックアップする」といった言葉も「擁護」の類義語としての使い方ができるでしょう。

擁護の反対の意味を持つ言葉は「侵害」となります。侵害とは相手の所有物や権利などをおかして損害を与えることです。 例えば、私人としてやりとりしている手紙の内容を勝手に公開された場合、「プライバシーが侵害された」と表現します。それに対して「手紙は個人のプライベートな事柄であり、無断で公開してはいけない」と手紙を公開しないように働きかけるのであれば、そちらは「プライバシー権を擁護する側」になります。
記載されている内容は2017年11月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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