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「塩をまく」の意味と使い方・引っ越しで塩をまく意味・効果

更新日:2024年06月07日

言葉の意味・例文

嫌な来客があったときや、力士の取り組み前、お葬式のときなどに塩をまくことがあります。このようにいろいろな場面で塩をまくことがありますが、これらにはどのような意味があるのでしょうか。また、正しい塩のまき方などはあるのでしょうか。

「塩をまく」の意味と使い方

ドラマなどで頑固親父の役の人が、嫌な来客があったときなどに「塩をまいておけ!」と叫んで玄関などで塩をまくシーンがあります。このようなシーンが印象的なため、塩をまくという行為は嫌なことがあったときに行うものという認識をしている人は多いです。 しかし、これから勝負に挑む力士が勇ましく土俵で塩をまく姿も印象的です。このときは力士に嫌なことがあったわけではありません。また、お葬式のときなどにも帰宅前に塩をまいたりすることもあります。不幸ごとは嫌なことというよりも悲しいことです。 このように、塩をまくという行為はいろいろな場面で行われます。これらの塩をまくという行為にはどのような意味があるのでしょうか?

塩をまく効果

塩をまく場面はいろいろあります。基本的に塩をまくときには、汚いものを浄化する、キレイにする、清めるという意味が込められています。そして、塩は厄に対してまく物なので、人に対して塩をまくことはありません。

引っ越しした家に塩をまく意味

引っ越した新居で塩をまくこともあります。これはお清めの意味があります。中古物件などでは、以前に住んでいた人の気が残っている場合があり、新居であっても家を建てるときに関わった業者の人たちの気が残っていると考えられるため、塩をまいてお清めをする必要があります。 以前に住んでいた人や、業者の人たちの残した気が悪い気であるとは限りません。良い気を残してくれている場合もあります。しかし、気は目に見えないものなので、良い気と悪い気を見分けることはできません。なので、良い気が残っている可能性はありますが、悪い気が残っている可能性もあるため、塩をまくことで気をリセットします。

葬式で塩をまく意味

お葬式の帰りにお清めの塩をもらうことがあります。これはケガレから身を守るための塩です。お葬式でも、このお清めの塩がもらえるときと、もらえないときがあります。この差は宗派によって、人の死の認識が変わるためです。

家に入る前に塩をまく

清めの塩をもらったときは、家に入る直前に塩をまきます。これは家の中に不浄なものを持ち帰らないためです。マンションなどでは玄関の前で行うようにしましょう。また、塩をまく順番は胸、背中、足元の順番になります。塩の量は少量で大丈夫です。 塩をまくときは周辺にある金属の物に注意しましょう。塩は金属をサビさせてしまいます。ドアの金属部分などに付着しないように注意して、まいた塩はほうきなどで掃除しましょう。

雑草に塩をまく効果

清めなどの使い方とは違いますが、塩で除草することもできます。方法は濃い塩水を雑草にかけるだけです。塩分濃度を高くするほど効果は高く、塩は土の中に残るので、しばらく雑草が生えてくることを抑える効果もあります。手軽で非常に有効な雑草対策ですが、家庭で行うことは避けた方が良い方法です。

塩は分解されない

先に述べた通り、塩は分解されることなく土の中に残ります。なので、下手に塩水を除草剤変わりに使うと、半永久的に植物が育たない土になってしまう可能性があります。 また、雨水などで塩が流されると、周辺の土まで植物が育たない土になってしまう可能性があります。もしも、他人の土地や農地などに塩が流れてしまうと、相手に多大な被害を与えてしまいます。

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初回公開日:2017年11月10日

記載されている内容は2017年11月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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