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「もれなく」の使い方と例文について|英語表現も紹介

更新日:2024年10月15日

言葉の意味・例文

「もれなく」の使い方をご存じでしょうか。本記事ではもれなくの意味や使い方、英語表現について解説しています。使い方や類語とのニュアンスの違いについても記載しています。もれなくの使用方法を正確に把握して、きちんと使えるようにしたい方はぜひチェックしてください。

「応募した方にもれなくプレゼント!」 「申請用紙にもれなく記入してください」 日常生活の中で「もれなく」という言葉を目にすることは多いでしょう。 しかし、言葉の意味を正確に把握せず、なんとなく使用している人も多いのではないでしょうか。よく使われる言葉だからこそ、正しく使っていきたいですよね。 本記事では「もれなく」の意味や使い方について例文を交えて解説しています。 この記事を読むことで「もれなく」に似ている言葉との違いや類語、英語表現についても把握できます。語彙力が増えれば会話の幅がますます広がっていくでしょう。また、ビジネスでも使用される言葉ですので、きちんと理解して使用しましょう。 「もれなく」の使い方を確認したい方はぜひ参考にしてください。

「もれなく」の意味と漢字

日常生活の中で、「もれなく」という言葉をよく見かけるでしょう。この「もれなく」という言葉は、「すべてに」というイメージで使用されています。 「もれなく」とは実際にはどのような意味があるのか、正確に把握していますか?まずは言葉の意味と漢字での書き方を紹介します。

「もれなく」の意味は「例外なく・すべて」

もれなくとは、残らず・ことごとく、つまり例外なくすべてという意味です。 残らずは余すところなく、すべてという意味です。動詞の「残る」に打消の意味が付け加えられました。「知っていることを残らず話す」というように使われます。ことごとくは漢字では「悉く」と書きます。多数のものがあるうち、例外なくすべてという意味です。

「もれなく」の漢字は「漏れ無く」

もれなくはひらがなで表記されることが多いですが、漢字では「漏れなく」もしくは「漏れ無く」と書きます。 漏れには、いくつか意味がありますが、ここではあるべきものが抜け落ちるという意味で使われています。つまり「漏れ」に打ち消しの言葉「無し」が付いて、「抜け落ちがない」という意味になります。

「もれなく」と「まもなく」の違い

もれなくと見間違いやすい言葉に「まもなく」がありますが、意味は全く異なります。 まもなくは漢字では「間も無く」と書きます。「間」はあいだ・すきまといった意味があります。あいだやすきまがない、つまり時間がほとんどたたない様子・ほどなく・じきにという意味です。

「もれなく」の使い方と例文

もれなくをよく聞くシーンはやはり販売促進キャンペーンなどではないでしょうか。そのほか、ビジネスの場やなにかを申し込む時の書類で目にすることもあります。 ここではもれなくの使い方や例文をシーン別にまとめています。間違いやすい表現についても紹介していますので、ぜひチェックしてください。

「もれなく記入」は記入漏れをしないように

申請用紙や申し込み用紙記入の際に「もれなく記入してください」と指示されることがあるでしょう。「太枠の中をもれなく記入してください」と記入場所を指定されることもあります。 この場合は、記入漏れがないようにすべてに記入してくださいという意味です。書類の不備がないように、慎重に記入することを促す意味があります。

「もれなくプレゼント」はすべての人にあげるという意味

「応募者全員にもれなくプレゼント」という表現はキャンペーンなどで目にする機会も多いでしょう。商品におまけがついている時に「購入するともれなくもらえる」という使い方もあります。 残らずすべての人がもらえるという意味ですので、条件を満たしたすべての人にあげる、という意味になります。

「抽選でもれなく当たります」は間違いの可能性あり

同じような場面で「抽選でもれなく当たります」という使い方を目にしたことはあるでしょうか。これは使い方を間違えている可能性があります。 抽選とはくじを引くこと、くじを引いて選ぶことを意味しています。つまり、全員がもらうことは出来ず、「もれなく」にはならないことがあります。 しかし抽選からもれたひとには参加賞など別のプレゼントが用意されている場合は、「抽選」と「もれなく」を同時に使用しても誤用ではないでしょう。

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初回公開日:2017年11月11日

記載されている内容は2017年11月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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