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「のとおりです」の使い方・漢字ではなくひらがなで表記するのか

初回公開日:2017年12月06日

更新日:2020年06月05日

記載されている内容は2017年12月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

言葉の使い方

「~のとおりです」という言い回しは、どのように表記するのが正しいのでしょうか?このページでは、「~のとおりです」という言い回しをテーマにして、基本的な意味や使い方をご紹介しています。また、漢字・ひらがなのどちらで表記するべきかについても考察しています。

ひらがな?漢字?「~のとおりです」の意味・使い方

会話をする際は、言葉の読み方や発音を意識する必要がありますが、文字の表記の仕方を意識する必要はありません。反対に、文章を書く際は、言葉の発音などを気にする必要はありませんが、漢字表記やひらがな表記といった文字の書き方を考える必要があります。ひらがなで書くのか、漢字で書くのかによって、同じ言葉や単語であっても、視覚的な印象が大きく異なるケースがありますし、中には意味やニュアンスが変わってくる言葉もあるためです。 今回は、漢字表記かひらがな表記かで頭を悩ませる方も多いと予想できる、「~のとおりです」という言い回しをピックアップして、表記の仕方について考察していきます。また、「~のとおりです」の基本的な意味や使い方などについてもご紹介していきます。

「~のとおりです」の基本的な意味・使い方

「~のとおりです」という言葉の表記方法について考察していく前に、そもそもどのような意味を持つ言葉で、どのように使用すれば良いのか、基本的な意味や使い方について確認していきましょう。「~のとおりです」の意味や使い方と向き合ってみることで、ひらがな表記と漢字表記を使い分けるヒントなども、見つかる可能性があります。

「~のとおりです」の意味

早速、「~のとおりです」の意味について確認していきましょう。「~のとおりです」の意味について考える際、特に解釈について気を付けたいのが、「とおり」という言葉の意味です。「とおり」という言葉には、以下のような意味があるとされています。

1 ㋐人や車のとおるところ。道路。往来。 ㋑(「…どおり」の形で)地名・場所などを表す名詞の下に付いて、その道筋・道路である意を表す。 2 人や車が行ったり来たりすること。通行。ゆきき。往来。 3 気体や液体が流れかようこと。流通。 4 声や音などがよく伝わること。 5 広く知れわたっていること。評判。 6 同じ状態・方法であること。 7 理解。のみこみ。

上記は、「goo辞書」に掲載されている「通り」という言葉の意味に関する解説ですが、「とおり」という言葉にはさまざまな意味が存在していることが読み取れます。 上記の意味の中でも、「~のとおりです」という言い回しに使われている「とおり」の意味は、6番目の意味だと考えられます。「~のとおりです」という言葉は、「そのとおりです」などと表現することもできますが「そのとおり」という言葉は、「その」が指す文章や内容と同じであることを意味する言葉です。上記のような背景をもとに考えると、「~のとおりです」という言葉は、前に繋がる文章や内容と同じであることや、それが誤っていないことを意味する言葉だと言えるでしょう。

「~のとおりです」の使い方

続いて、「~のとおりです」という言い回しの基本的な使い方についてご紹介していきます。 「~のとおりです」という言葉は、上記でもご紹介したように、前の文章や内容を肯定したり、それと同じ状態であったりすることを意味する言葉です。ですから、基本的には、「~」の部分には何らかの文章や内容が入ることになります。 使い方の例としては、「先程ご報告いたしました内容のとおりです」「そのとおりです」といった言い回しが考えられます。

「~のとおりです」は漢字・ひらがなどちらで表記するべきか

「~のとおりです」という言い回しの、基本的な意味や使い方を理解したところで、冒頭でも取り挙げた表記の仕方について考えていきます。 結論から言うと、特定の職業や立場に就いている方の場合は、「とおり」という言葉は、ひらがなで書くことが決められています。「内閣訓令第1号」の「公用文における漢字使用等について」によると、「とおり」の表記については以下のように定められています。

次のような語句を,( )の中に示した例のように用いるときは,原則として,仮名で書く。(一部省略) とおり(次のとおりである。)

公務員などの立場にある人が、公の書類などを作成したり文章を書いたりする場合は、上記の決まりに従って、「とおり」はひらがなで表記することとなります。ですから、「~のとおりです」もひらがなで表記するのが正解と言えるでしょう。 とはいえ、上記のルールはあくまでも、公務員などの特定の立場にいる人にのみ当てはまるものです。個人的な文章などの場合は、必ずしもひらがな表記にする必要はありません。しかし、民間の場合も、ビジネスシーンで使用する書類などを作成する場合は、やはり上記のルールに従って、ひらがな表記にした方が無難だと言われています。

「~のとおりです」の漢字

上記でもご紹介したように、「とおり」という言葉を「~のとおりです」といった形で使用する場合は、ひらがなで表記した方が無難とされています。しかし、念のため「~のとおりです」の漢字表記も知っておきたいという方もいらっしゃるでしょう。 そこで続いては、「~のとおりです」の漢字表記について考察していきます。

「~のとおりです」の漢字表記は「~の通りです」が一般的

「~のとおりです」の漢字表記を考える場合は、「とおり」の漢字表記を考える必要があります。ですからまずは、「とおり」の漢字表記について考えていきましょう。 「とおり」の漢字表記として一般的に使用されているのは、「通り」という表記です。上記で引用として用いた「goo辞書」でも、「通り」という表記で掲載されていることから、「とおり」という言葉の正式な漢字表記として考えられそうです。 ですから、「~のとおりです」という言葉の漢字表記もまた、「~の通りです」という表記が最も一般的と言えるでしょう。

「以下のとおりです」「以上のとおりです」の使い分け

「~のとおりです」という言い回しを使った表現は複数ありますが、その中でも特に、「以下のとおりです」「以上のとおりです」という言い回しは、ビジネスシーンを中心に頻繁に使われています。「以下のとおりです」と「以上のとおりです」という言い回しは、響きなども似ていますが、2つの言い回しの違いや使い分けはどのような点にあるのか、考えていきましょう。

「以下」の意味

上記の2つの言い回しは、「以下」なのか「以上」なのかという点にあります。そこで、まずは「以下」の意味を確認してきましょう。

それより後に述べること。下記。

上記の解説から、「以下」とは「下記」の同義語であることが読み取れます。ですから、「以下のとおりです」という言い回しをした場合は、その文章の下に、何らかの条件や内容を記載・掲載する使い方が一般的だと言えるでしょう。

「以上」の意味

続いて、「以上」の意味についても考えていきましょう。「以上」という言葉の意味は、次のように解説されています。

それより前に述べたこと。

上記の解説を参考に「以上のとおりです」の意味を考えると、その文章よりも前に述べた内容を指す言い回しであると読み取れます。 ですから、「以下のとおりです」と「以上のとおりです」の違いは、それぞれの文章が指す内容の位置にあると言えるでしょう。

「~のとおりです」のメールにおける使い方

続いて、実際に「~のとおりです」という言い回しをメールで使う場合、どのような使い方があるのかご紹介していきます。 「~のとおりです」という言い回しの中でも、特に頻繁に使われるのが、上記でご紹介した「以下のとおりです」や「以上のとおりです」といった使い回しです。契約やサービス内容などを箇条書きで説明する際などに、その前後に「サービスの内容は以下のとおりです」「契約に関する注意点は以上のとおりです」といった使い方をすることが可能です。 また、会話の流れや文章によっては、「資料の内容のとおりです」「ご説明したに内容のとおりです」といった使い方をすることもできるでしょう。

「~のとおりです」の敬語

続いて、「~のとおりです」という言い回しをより丁寧にした、敬語表現への言い換えについて考察していきます。 「~のとおりです」を使った言い回しの中でも、「そのとおりです」という言い回しは、比較的メジャーなものだと考えられます。しかし、敬語としては誤りとされており、上司などに対して使用する場合は、「おっしゃるとおりです」などの言い回しへ言い換える必要があると言われています。 また、「です」という言葉は丁寧語とする見解もあるため、「~のとおりでございます」といった言い回しへと言い換えると、より丁寧な敬語の言い回しになると言われています。

「~のとおりです」のビジネスでの使い方

「~のとおりです」という言葉をビジネスで使用する場合は、どのような使い方があるのか、考えていきましょう。 「~のとおりです」という言葉をビジネスシーンで使用する場合は、やはりビジネスメールにも使用することができる、「以下のとおりです」「上記のとおりです」といった言い回しが使いやすいでしょう。 また、ビジネスシーンでは、敬語が必須と言われています。ですから、上記でもご紹介したように、目上の人へ賛同や賛成の意志を示す場合は、「そのとおりです」ではなく、「おっしゃるとおりです」「おっしゃるとおりでございます」といったより丁寧な言い回しを使うことをおすすめします。

「~のとおりです」を使ってわかりやすい文章に!

いかがでしたでしょうか。今回は、「~のとおりです」という言い回しをテーマにして、基本的な意味・使い方や、漢字表記とひらがな表記のどちらが正しいのかといった内容を考察・ご紹介しました。 「~のとおりです」という言い回しは、工夫次第でさまざまな使い方が可能になります。また、文章を分かりやすく整理する際に使うこともできるため、上手く使用することで、コミュニケーションがスムーズに取れるようになる可能性があります。ぜひ、正しい使い方をマスターして、積極的に使用してみて下さい。

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