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「どやさ」の意味と使い方・方言・芸人|いくよくるよ

更新日:2024年02月20日

社会人常識

大きな声で「どやさ」と言う芸人をテレビで見ることがあります。一体、この言葉の意味とはなんなのか。気になる人のために、その場面ごとの使い方と意味を詳しくご紹介します。また、「どやさ」を使う芸人や京都弁か大阪弁なのかも見ていきましょう。

近所に新しいスーパーができました。入るのをためらっている主婦が「ねえ、惣菜はどんなものがあったの」「価格はどうだった」と、情報を知りたいときに「どやさ」を使います。そして、その情報が自身にとって得であれば「行こう」と考えます。 やってはみたいし、行ってはみたいと好奇心はあるけれど、何も情報がないと不安です。でも、情報を得たことで「そうか」と考え、行動を起こすきっかけを作れます。 相手に言うときは、低くめの声で聞きます。相手に情報を聞いていることを店の人や他の人に察知されたくないと考えるからです。そして、あたかも情報を聞いていないようなフリをしてはお店に行き、買い物をします。

「どやさ」は京都弁や大阪弁なのか?

京都弁であるどやさの使い方

京都弁の方言として昔から使われていた「どやさ」。京都では疑問を抱いたときに「どないなん」と聞くことが多いですが、親しい近所や同僚、友人、家族などにはさりげなく使います。 しかし、この言葉を使うのは中高年のおばさん、おじさんが多いのが特徴的。若い男性の場合は行動的で活発的な人が多い傾向があります。 若い女性は可愛らしく聞こえる「どないなん」を使います。愛する彼氏に「私のことどのくらい好きなの」と気持ちを確かめたいときなど、愛情を込めて使います。 仲良しの友人に「どやさ」と言うこともあります。この意味は「やあ、今日は」との意味があります。

関西弁では疑問をもったときに使う

関西では「どういうこっちゃねん」「どないすんねん」との意味があります。 何か疑問に感じた場合に使うことが多く、「どういうことですか」「どういう意味がありますか」と詳しく真相を聞きたいときに使います。また、「どうしたら解決できるのか」と知りたがっている意味も含まれています。 関西では商店街で前からくる人にも使いますし、初めて行くお店の人にも気軽に使うこともあります。 関西の人は大きく、強い口調で「どやさっ」と一言だけ言っては挨拶代わりに使うことが多いです。「今日の体調はどう」「食事はしたの」と、質問をしたいときなどによく使います。

「どやさ」を上手く使っている芸人は誰?

ボケとツッコミが面白い今いくよくるよ

舞台上でよく「どやさ」を使う芸人は、今いくよくるよさんです。この二人はよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属している女芸人です。もう40年以上もの芸歴を持つ芸人です。 今風の若々しいファッションに身を包む細い方がいくよさん、大きなお腹をポンと叩くショートヘアの女性がくるよさんです。 変顔をしたり、奇妙な踊りを見せるくるよさんは、いきなり大きな声で「どやさっ」といくよさんに向かって言います。そして、満足そうな顔を見せては笑いをとります。 口下手でツッコミができない不器用なくるよさんが、いきなりいくよさんに立ち向かって行く姿も笑えるところです。このときの「どやさ」がウケにウケ、日本中にこの言葉が拡がりました。

「どやさこやさ」の意味とは?

どやさはどうだという意味がありますが、こやさは肥やしの意味があります。どうだをより肥やし、増やしては大きく表現したいときに使います。 「どうだ、分かったか」「どうだ、参ったか」など、より前の言葉をオーバーに、強調する言葉となります。 人に対して威張りたい、自慢したいとハッキリ主張したい気持ちが強くあるときに「凄いだろう」と言いますが、こやさはその意味もあります。 勢いにのって「どやさっ」に続けて畳み掛けるように「こやさっ」と言っては目力を入れて言うと、より相手に気持ちを伝えることができます。

日常生活に上手く取り入れてみましょう

どやさという言葉は、相手に凄いだろうと自慢をしてみたいときに使ったり、本心を聞きたいときに使うことが多いです。他にも挨拶代わりに、親しい人に使ったりと、色々な場面で使える言葉です。 東北地方よりも関西地方の方で使うことが多く、ユーモアセンス溢れる大阪人や京都の人がよく日常生活の中に取り入れて、上手く人とコミュニケーションをとっています。 一言「どやさ」と言うだけでその場が和んだり、人との距離を縮めることもできるこの言葉を上手く使い、明るく、人が寄って来る人になってみるといいでしょう。 言うときには、声のトーンを変えてみるだけでも違う意味合いになるのも面白いところ。幅広い年代に使える言葉ですから、気軽に日常生活に取り入れてみましょう。

初回公開日:2017年11月15日

記載されている内容は2017年11月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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