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「どやさ」の意味と使い方・方言・芸人|いくよくるよ

更新日:2024年08月06日

社会人常識

大きな声で「どやさ」と言う芸人をテレビで見ることがあります。一体、この言葉の意味とはなんなのか。気になる人のために、その場面ごとの使い方と意味を詳しくご紹介します。また、「どやさ」を使う芸人や京都弁か大阪弁なのかも見ていきましょう。

「どやさ」の意味と使い方とは

自慢話をして強調したいときに使う

自慢をした後に「どやさ」と強調して使うことがあります。人に対して「こんなにも凄いことをしてきたんだぞ」「凄いだろう」と大きく表現したいとき、態度を大きく見せますし、顔は威張ったような表情をします。そして、「どやさ」と言ってもっと強く自慢したいと伝えます。 人に強く自慢したいことは、日常生活で起きたちょっと驚く出来事が多いのが特徴的です。 例えば、家の水道の水が止まらなかったけど、それを自分で修理して止めたとか、もう少しのところで車にお腹が当たりそうになったけど、へこめたから接触せずに済んだなどです。 話し終えてから大きな声で聞いている人に「どやさ」と言い、聞いていた人により衝撃的な感情を与えたいと使います。

人に共感してもらいたいときに使う

人に強く共感してもらいたいなと感じたときに使います。グループで話し合いをしていて、どうも周りの人が共感しないので、どんなことを言えば共感してくれるかを真剣に考えました。 そして、「こうした方がいい」と提案をした後、共感して欲しい、興味を持って欲しいから「どやさ」と言って、みんなの顔を見ながら意見を求めます。 首を縦に振らなかった人達も、強く「どやさ」と言われますと、「ああ、そうだな」と感じ、「いいんじゃない」と答えます。 この言葉を使うのは、友達や家族、親戚など親しい人と話し合いをするときに使うことが多いです。 真剣に話し合いはしたけれど、最後に鶴の一声的な意味も含めて、「これでいいでしょ」と賛同を求めたいときに使います。

本音を聞きだしたいときに使う

何か疑問を感じたとき、相手に向かって「どやさ」と言っては本心を聞きたいときに使います。 夫の帰りが遅いから、「ねえ、遅いね」と言っても無視をします。イラッとした妻は「どこに行ってたの」とまた聞きますが無視。 証拠を掴んでいる場合、その証拠品を見せては「帰りが遅い理由を知ってるのよ」と問い詰めては、その証拠品を目の前に出して「どやさ」と畳み掛けます。 すると、黙っていた夫は焦りだし、「ご、ごめん」と謝ります。 このように、何か怪しい、やましいなと感じることがあったときに、本音や本心を言わせたい場合に言います。

最近どうなのと聞きたいときに使う

久々に会った人に「どやさ」と聞きます。この意味は「最近、どう」との意味があり、「上手くいってるの」と聞きたいときに使います。 会社を経営している人によく使いますが、その経営は上手くいっているのかと聞きたいときに使います。 この場合、経営が上手くいっている人には「どやさ」と明るい声で言いますが、経営があまり上手くいってなさそうな人には声のトーンを低くして聞きます。 他で使う場合は親が寝込んでいるけど「大丈夫なの」と聞きたいときや、成績は良かったのか、悪かったのかと聞きたい学生も使うことがあります。 どやさと聞く人は、知りたい問題についての内容を知っていることが多いです。

おかしいなと感じたときに使う

友人や兄弟、親がトラブルに巻き込まれたとき、「どやさ」を使います。友人が隣のクラスの人に嫌がらせをされたとき、どんなことをされたか聞きます。その理由がとても理不尽であった、「なんか間違ってないか」と感じた時に使います。 なんでこんなことに巻き込まれなくてはならないのかと疑問を持てば、「おかしい」と感じます。すると、「お前はどんなことをして復讐してやりたいのか」と聞きたいときに言います。 「泣き寝入りしないで、嫌がらせをした者に立ち向かって行こうよ」と言いたいときには強く言い、嫌がらせをされた友人の背中を押します。 「負けるな」との意味も含まれており、言われた人に勇気を与え、奮い立たせたいと感じたときに使います。

笑いをとりたいときに使う

親しい人と話していて、ちょっと会話が盛り上がらないなと感じたときに「どやさ」と言って会話をしている人を笑顔にします。 また、会話がマンネリ気味だなと感じたときは、大きな声で言ってその場の空気を変えます。 この言葉を使う人の特徴は芸人やセミナーで話をする人、学校の先生など、大勢の人の前で話をする人が多いです。この「どやさ」を言う人は、人を笑わせたいと考える人が多く、ユーモアセンスに溢れています。 東北の方ではあまり使う人はいませんが、関西の方では日常的に言って人を笑わせます。それは、テレビに出る芸人がよく使っているからで、子供の頃から自然と使うようになりました。子供の間でも使いますし、子供が親に向かって笑わせたいときにも普通に使います。

口下手な人が使う

口下手な人が、口では上手く言えないから、「どやさ」と言って立ち向かうときに使います。 口の達者な人は頭の回転も速く、なんでもできるところがあります。 そんな友人や兄弟にコンプレックスを抱いている人は、日頃からいつかギャフンと気が落ち込むことを言ってやろうと狙っています。でも、なかなかそのチャンスがありませんでした。 でも、やっとそのチャンスが訪れたとき、「よし、今だ」と意気揚々と「どやさ」と言ってはショックを与えます。 「よし、言ってやったぞ」と、言った方はスカッとした気持ちになります。

大好きな人の愛情を確かめたいときに使う

大好きな恋人に、どの程度好きなのかを知りたいときにも「どやさ」を使います。いまいち言葉で「好き」「愛している」と言ってくれない恋人の場合、一体本気で好きなのか気になります。 そこで、彼氏が彼女に対して「俺のこと本気で愛してるの。どやさ」と聞きます。こう聞いてくる彼氏は本気で好きなんだと彼女も感じますから、「好きだよ」と言います。 ユーモアのある彼女の場合、聞かれたら「好きだわ、どやさ」と言います。「愛情が強いんだよ」という意味を伝えるために「好きだよ、どうだっ」言います。こう言ってもらった彼氏はとても嬉しくなります。

情報を知りたいときに使う

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初回公開日:2017年11月15日

記載されている内容は2017年11月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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