IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

「ご紹介」の意味と使い方・敬語・お礼|ご紹介にあずかりました

更新日:2024年01月26日

敬語表現

ビジネス社会では、紹介されることはチャンスの機会が巡ってくる第一歩です。その紹介をいかに生かせるかが、これからの飛躍にもつながります。好感度が高い人ほど、紹介が次の好機を呼び込む可能性を高めます。正しい言葉と対応でぜひ、チャンスをつかんでください。

ご紹介のお願い 拝啓  時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配に預かり、厚く御礼を申し上げます。 さて、このたび弊社では、○○地区に販路を拡大すべく準備に動いております。つきましては、先日、貴社訪問の折にお話がありました、□□商会の営業ご担当者様を、ぜひご紹介くださいますようお願いいたします。 貴職に間に立っていただき、ご引見の承諾を得られれば、小職が大阪に出向き、正式なごあいさつを申し上げたいと考えております。ご多忙中ご面倒なお願いを差し上げまして、まことに恐縮でございますが、何卒ご高配のほどよろしくお願い申し上げます。 まずはとり急ぎお願い申し上げます。 敬具

ご紹介挨拶の文例

まずは、メールでご挨拶を済ませたとしても、やはりご紹介していただいた方には文書でのお礼状を出しましょう。例え結果はお知らせ済であっても、丁寧な文書での礼状が届けば相手もうれしく感じます。そして、また次回のビジネスチャンスへとつながります。

文例①

拝啓 向暑の候(季節に合わせる)、貴社におかれましてはいっそうご隆盛のことと心よりお慶び申し上げます。 日頃はなにかとご高配にあずかり、心よりお礼申し上げます。さて、このたびは無理なお願いにもかかわらず、(相手会社名)の(相手氏名)様をご紹介いただき、誠にありがとうございました。 早速(紹介された氏名)様をお訪ねしたところ、丁寧なもてなしを頂戴し、おかげさまで、その場で商談に応じていただくことができました。これもひとえに、貴社の長年築いてこられた信頼関係があってのことと心より感謝する次第でございます。後日あらためてお伺いする所存ではございますが、取り急ぎご報告かたがた御礼申し上げます。 今後ともよろしくご指導くださいますよう、お願い申し上げます。略儀ながら書面にて御礼申し上げます。 敬具

文例②

拝啓 初夏の候(季節に合わせる)、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素一方ならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございます。 さて、このたびは(相手の氏名)様のご厚意により、(ご紹介先会社名)の(ご紹介者社長名)社長をご紹介いただき、誠にありがとうございました。 格別のお計らいをいただきましたおかげで、ご商談は前向きに進み、○月からお取引を開始させていただく運びとなりました。 これもひとえに(相手氏名)様の格別のお力添えの賜物と存じております。このご縁を大切に、ご厚意に背かぬようさらに全力を尽くして努めてまいる所存です。本来であればお伺いして御礼を申し上げるべきところですが、まずは略儀ながら御礼申し上げます。 敬具

こちらは、とても丁寧な言い方のお礼状例文です。定型文を自分の言葉としてのアレンジで気持ちがより伝わるようにしましょう。今回は成立した文面となっていますが、そうでない場合も感謝の気持ちの礼状を書きましょう。

「ご紹介」の言い換え

知らない者同士を間にたち「出逢わせる」ことですので、その場面場面でのシチュエーションによりご紹介の表現が変わります。 ・ 口利きをする ・ 斡旋する ・ 仲介する ・ 仲立ちする ・ 媒介役となる ・ 仲を取り持つ ・ 仲介の労をとる ・ 媒介する ・ 調整する ・ 口添えをする ・ 取り次ぎをする ・ パイプ役となる ・ 調停役となる ・ 橋渡しをする ・ 仲人役を務める ・ 架橋となる ・ 懸け橋となる ・ 引き合わせる ・ 顔つなぎする などたくさんあります。

「ご紹介」の正しく有効な使い方!

ビジネスに際しては「ご紹介」される場面が多々あり、それこそが有効な新規開拓の場面です。1回のご紹介が2回3回と続くためには、先方へのご紹介に対しての感謝の配慮が重要です。ご紹介いただいた件が「成功・不成功」に関わらず、真摯な対応こそが信用を積む基礎となります。「蒔かぬ種は生えぬ」と昔から言われるように、お礼は成功の種です。

初回公開日:2017年11月28日

記載されている内容は2017年11月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング