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更新日:2024年07月18日
「ごめんください」とは、他人の家を訪れた時に、許しを願うために使う言葉、挨拶です。また、人と別れるときにも使います。その他にも、丁寧にわびるときにも「ごめんください」と使います。電話を切るときなどにも「ごめんください」と使うことがあります。
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これが方言ではないのかと言われるようになったのは某テレビ番組で、新潟県は「ごめんください」という言葉が帰るときにも使われるというお話だったので、方言的な使い方をされているという意見が出ました。 しかし、元の意味を考えると人と別れるときにも使う言葉なので、何らおかしくありません。電話での使い方を紹介しましたが、あのような形で「ごめんくださいませ」と使われているのですから、違和感を覚えない人も間違いなくいたでしょう。
ごめんくださいという言葉は客商売をしている人ならば高頻度で使われますが、実際に使うタイミングがどこなのか悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。 しかし、意味がわかれば使うタイミングもはっきりと理解できるでしょう。それは、よそ様の家を訪問するときと、「さようなら」の代わりとして使うときです。 要するに他の人の家を訪れた時と、人と別れるときに挨拶として「ごめんください」を使えば良いと言うことです。それ以外には、許しを請うときに使う丁寧な言葉として「お気に障ったのならごめんください」という使い方もしますが、こちらは挨拶ではありません。
これはしっかりと「ごめんください」の意味がわかっていれば間違った使い方はしないでしょう。ごめんくださいはあくまで訪問して玄関先で使う挨拶の言葉です。そして「お邪魔します」は中に入って上がり込むときに使う言葉です。同一視してはいけません。 なので、挨拶として玄関で「ごめんください」を使って中に入る必要があるのならば「お邪魔します」と「お邪魔しました」という言葉を使うように意識すればいいでしょう。難しいところはありません。
ごめんくださいの言い方は男性であっても女性であっても特にかわりはありません。標準語として用いるのなら「ごめんください、どなたかいらっしゃいませんか」となります。 言い方としては「ごめんくださーい」と「さ」と「い」の間を伸ばす傾向にありますが、人によってはこの言い方を聞くとなんとなく違和感を覚えてしまうことがありますので、しっかりと挨拶の言葉として「ごめんください」と発音しましょう。変に抑揚を入れる必要もありません。
お店を尋ねるときにもこの「ごめんください」という言葉は使えます。しかし、あまりにも出入りが多い都会のお店では使わなくなってしまったという人も多い言葉となっております。 人の出入りが少ない地方の人ほど、お店に入るときに「ごめんください」と挨拶をしながら入っていきます。お客が無言ではいるのが当たり前となっている場所では使われなくなって、今でも声をかける様式美が残っているところでは使われる言葉と認識しましょう。 テレビ番組でタレントさんがお店を訪問するときはよく使っていますので、注意しながら見るといいでしょう。
これは非常に難しい問題です。訪問してこられたお客様が「ごめんください」という言葉に対する返し方の場合は「いらっしゃいませ」となるでしょうが、これが最後に使われる「ごめんください」だった場合は「お気をつけてお帰りください」となるでしょう。 電話にて「ごめんください」という使われ方をされた場合はこちらも「ごめんくださいませ」と返す人が多いです。はっきり言ってなかなかケースバイケースとなってきますので、そのときの状況次第としか言えません。
このように、ごめんくださいという言葉はなかなかに奥が深い言葉です。こちらがどこかのお店や家を訪問するときにも使いますし、辞去するときにも使えます。また、電話越しにも使えますので、社会人の方々はひとつの挨拶の一環として覚えておいた方がいいでしょう。 慣れないうちは違和感がかなり強いでしょうが、しっかりと意味を理解することで使いどころがわかってきますので、使い間違いも減ります。逆に、意味がわからないのに適当にまねて使うのだけは止めましょう。 挨拶の言葉として不適切な使い方をしてしまった場合、悪い印象を与えてしまうことも多いので、たかが挨拶と侮ってはいけません。
記載されている内容は2018年02月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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