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「ぐらい」の意味と使い方・用法・類語・方言・言い換え・違い

更新日:2024年01月21日

社会人常識

普段誰もが何気なく使う「ぐらい」という言葉ですが適切に使えているでしょうか。この記事では「ぐらい」の意味や、「くらい」「ほど」との違いや使い分け、「ぐらい」と同じ意味の類語と言い換えの例文、ビジネスで使える言い換えなどをご紹介します。

「ぐらい」と「くらい」の古式の使い分け

体言の場合は「ぐらい」が付く

【例文】 ・三本ぐらい食べた ・何人ぐらいですか? ・東京タワーぐらいの高さだ

「この・その・あの・どの」の場合には「くらい」が付く。

現在の連体詞である「この・その・あの・どの」には「くらい」が付きます。 【例文】 ・このくらい欲しい ・どのくらい時間が経っただろう

用言や助動詞の場合、通常は「ぐらい」だが「くらい」のつく場合もある

用言(動詞、形容詞、形容動詞)や助動詞(付属語で活用がある単語)の場合、通常は「ぐらい」を付けますが、「くらい」の場合もあります。清濁どちらでも使えるとされています。 【例文】 ・貸すぐらいならあげるよ ・怖いくらい親切な人だ ・汚いぐらいで文句を言うな ・泣きたいくらい不味い

「ぐらい」と「くらい」は方言?

関西では「くらい」を使うことが多い

口語として正確に方言で使い分けられているという訳ではありませんが、関東圏では「ぐらい」を使うことが多く、関西圏では「くらい」を使うことが多い傾向にあるとされています。 【例文】 ・関東圏「バラぐらい漢字で書けるよ!」 ・関西圏「バラくらい漢字で書けるわ!」

「ぐらい」と「ほど」の違い

「ぐらい」と「ほど」の違い

「ほど」は名詞としての用い方と副詞としての用い方ができます。

名詞

1.一定の、ある程度の時間またはおおよその時間。 【例文】ほどなくして帰ってきた。 2.物事の状態の程度。 【例文】程よい味付けの煮物。 3.許容される一定の限度。 【例文】ふざけるにもほどがある。

副詞

1.大体の、おおよその数や量を示す。 【例文】電車で2時間ほどかかる。 2.比較の対象と同じくらいであることを示す。 【例文】それほど面白くはない。 3.動詞の後に用い、ある限度に達することを示す。 【例文】歩けないほど足が痛い。 4.比例の関係を示す。「〜ば〜ほど」 【例文】スルメは噛めば噛むほど味が出る。

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初回公開日:2017年11月18日

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