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更新日:2024年09月28日
ビジネスの場で使われる「お疲れ様でございます」は正しい敬語なのでしょうか?どのような使い方が正しいかを紹介しています。ビジネスマナーを向上させたい方は、ぜひこの記事を参考に適切な使い方を学び、相手に好印象を与えるコミュニケーション能力を身につけてください。
目次
疲れに対する労いの言葉は、ビジネスシーンでは違和感がないのですが、ビジネスシーン以外で使用すると「何に対してのお疲れ様?」と捉えられてしまう場合があります。 そのためビジネスシーン以外では「お疲れ様でございます」を使わずに、言い換えられる言葉を使用することが適切と言えます。 「お疲れ様でございます」に相応する語彙を増やしておけば、どんな場面でもどんな立場の相手とでもスムーズなやり取りができるようになります。
会話の中ではもちろん、とくにビジネスシーンではメールでのやり取りも多くなります。その中で「お疲れ様です」「お疲れ様でございます」は頻繁に使われます。 では実際に、自分より目上の方に対して「お疲れ様でございます」を使ったメールは、どのように作成していけばよいのでしょうか。 ここでは社長、上司という自分から見てかなり目上の相手にメールを送る際の一例をご紹介します。
「 件名:懇親会のお礼 本文: 社長、本日はお疲れさまでございました。 社長とゆっくりお話をする時間も頂けて、とても嬉しかったです。 新部署のメンバーの結束力も上がり、改めてプロジェクトに関して気合が入りました。 これからも何かとご迷惑やご指導を賜ることもあるかと思いますが、 今後共末永くよろしくお願いいたします。」 社長は会社の大きさにもよりますが、仕事の直接的な内容というより、食事会などイベント事でのお礼や連絡が多くなります。この時も、冒頭の挨拶に入れれば自然な流れになります。
「 件名:〇〇社への見積もり送信について 本文: お疲れ様でございます。営業の田中です。 先日ご確認頂きました〇〇社への見積もりに関して、本日送信致しました。 確認後、先方から部長宛てに連絡を頂ける流れとなっておりますが、 取り急ぎご報告致します。 宜しくお願い致します。」 社内で同じ仕事に就いている上司には、メール冒頭の挨拶として使用するのが一般的です。
「お疲れ様でございます」は汎用性が高く、どんな場面でも比較的応用が利く表現ですが、時には言い換えた表現を用いたほうが自然な場合があります。 ここでは「お疲れ様でございます」の言い換え表現について、どんなものがあるのか、またどんな場面で使うのか、例を用いてご紹介します。 こうした言葉も覚えておき臨機応変に使い分けられると、印象アップにもつなげることができます。
上司が先に退社する時に「お疲れ様でございます」も間違いではありませんが、少々事務的な表現になってしまうのでときには「お気をつけてお帰りください」も使うと良いでしょう。 また、その日に何か相談事をした、クライアント先に同行して貰ったなど一緒に行動したのであれば「今日も一日ありがとうございました」を使ったり、付け足したりするのも「お疲れ様でございます」の言い換えになるとともに、好印象になります。
朝の時間帯に、上司など目上の人に遭遇したり連絡するときには「おはようございます」を使うのが適切です。 マナーの点でもご紹介しましたが「お疲れ様でございます」は基本的に、夕方以降、早くとも午後以降に使うほうが自然になります。会社の決まりにない限り、朝の挨拶は「おはようございます」がベストです。 こちらは「おはよう」に「ございます」という敬語がすでについているため、どんな立場の方にもそのまま用いて問題ありません。
社外の方が来訪した時に「お疲れ様でございます」の使用はNGです。この場合は「ご足労おかけしました」を使用してください。 意味的には「ここまで来て頂いてお疲れ様です。ありがとうございます」になるため「お疲れ様でございます」と遜色ない労いの言葉となります。 他にも「ご足労おかけして恐縮です」「ご足労いただきありがとうございます」と表現するのも適切です。
記載されている内容は2022年12月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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