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「いずくんぞ」の意味・反語・類語・送り仮名・書き下し文

更新日:2024年07月30日

言葉の意味・例文

「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや」ということわざでも知られる「いずくんぞ」は、漢文では非常に多く使われる言葉で、その意味を理解することは、漢文読解において必須です。この記事では「いずくんぞ」や、その類義語を詳しく解説します。

「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」は、「にわとりを/さくに/いずくんぞ/ぎゅうとうを/もちいん」と読みます。口語訳では、「鶏を割くのにどうして牛刀を使うだろうか、いや使わない。」と訳します。 「鶏を割くこと」は「とるに足らない小さなこと」の例えです。全体を意訳すると、「取るに足らない小さなことを処理するのに、大袈裟なことをする必要はない。」という、戒めや皮肉の込められた言葉であることが分かります。誰でもできるような雑用に、有能な人物を割り当てたりしている時は、このことわざの使いどころでしょう。 中国の有名な古書である「論語」が出典です。 「牛刀割鶏」という四字熟語があります。書き下し文にすると「牛刀をもって鶏を割く」と直せますが、「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」と、同じ意味で使われます。

「いずくんぞ」を正しく理解しよう

「いずくんぞ」は、漢文ではよく使われる言葉のひとつです。ぜひ意味を正しく理解し、漢文に対する読解力を深めましょう。

初回公開日:2017年11月14日

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