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「施工」意味と正しい読み方・「施工」を使う場面6つ

更新日:2024年02月22日

言葉の違い

施工の意味は知っていますか。普段あまり聞かない言葉ですが、どのような時に使うのでしょうか。施工とよく似た言葉は、他にもあります。竣工や施行など、少しまぎらわしい言葉の意味も詳しくご紹介します。施工の意味がしっかり理解できます。

ビル建築

ビル建設での施工は、土木から建築まで多岐にわたります。ビルを建築する場合、土台から水道、電気、建造物まで施工主が必要になります。 施工は、総合工事業者が中心となり、専門工事業者という土木や建築などの1部分の専門工事を行う業者が一緒になって行います。ビル自体の施工としては、大手建築会社となっています。実は、ビル建設の内部では、各専門業者も担当ごとに施工をしています。

住宅建築

住居建設での施工は、ビル建設に似ています。住宅メーカなどの総合施工業者が、家の建設を請け負い、住居の中の電気工事や下水道工事などは、専門施工者が対応します。住居の場合は、建売と注文住宅があります。 建売住宅の場合は、メーカーが企画した内容で工事しますが、注文住宅の場合は、オーナーの希望をもとに住宅の間取りや素材、仕様を決めてから工事をします。    住宅建築期間も、建て方により2~6ヵ月ぐらいの差があります。

マンション建築

マンションでの施工は、ビルの施工と似ています。マンションも、総合施工会社が中心となり、専門の施工業者がそれぞれの担当を施工していきます。 マンションとビルの違いは、安全管理など、法律で定められている基準が違うので、各基準にあうようにします。他にも、マンションに住む予定の住人を想定し、内装や環境を計画して各部屋を施行していきます。

リフォーム

リフォームの場合は内装工事から改築、補修などが当てはまります。もとある建物の側を活用して、部屋などの内部を作りかえます。 壁紙の張替えなど簡単なものから、部屋の間取りの変更や耐震補強など、各家庭やビルなどにより工事内容は異なります。簡単なリフォームなら数時間で完了しますが、部屋全体を変える場合は1ヵ月以上かかります。

施工や施行のように間違いやすい言葉があります。言葉づかいを間違えてしまう事は誰にでもあります。特にビジネスシーンでは敬語の使い方次第で、相手へ悪い印象を持たれてしまう事があります。    敬語に自信のない人も、正しい敬語がつかえてるとしても一度復習するのにもやくにたちます。

「施行」との違い

施行は施工と間違えやすい言葉ですが、意味はまったく違います。施行には、計画を実行することも合わせて3つ意味があります。施行と施工の違いを把握し言葉を使いわけましょう。

法令の効力を発生させる

施行は法令が現実に効力を発して実施されるようにします。法律は公布された日か20日後に決められた内容を実際に行っていきます。 法律以外にも条例を決め実行される時も施行するといいます。施工と施行が間違いやすい原因は行政や公共事業で両方の言葉を使用する場面があるからです。例えば道路交通法が施行されるから基準に合わせ工事を施工するなどです。 同じ読み方を採用すると聞き手によって意味が違くなるからです。

実行にうつす

計画や規則など決まったことを実際に行う事を施行するといいます。決まった事を行うという点で施工と意味が部分があります。 施行は決まった事を行動に移す意味です。家やビルなど目に見える建物に変化はありません。例えば社内規定が変わり出勤時間が午前10時になりました。社内規定を決めただけだと、以前の規定のまま就業することになります。 規定が施行されることで、初めて出勤時間が午前10時に変わります。

仏教用語

執行と書き「しぎょう」と読みます。しぎょうとよむ時は仏教用語で貧しい人や僧侶などに施しを与えることも意味します。 または寺務を行う時に執行という言葉を使います。真言宗、天台宗などの僧侶の職業名です。仕事内容については時代や宗派によって異なりますが主にお寺の住職や役職者につきます。

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初回公開日:2017年11月07日

記載されている内容は2017年11月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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