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「施工」意味と正しい読み方・「施工」を使う場面6つ

更新日:2024年02月22日

言葉の違い

施工の意味は知っていますか。普段あまり聞かない言葉ですが、どのような時に使うのでしょうか。施工とよく似た言葉は、他にもあります。竣工や施行など、少しまぎらわしい言葉の意味も詳しくご紹介します。施工の意味がしっかり理解できます。

「施工」とは

施工とは建築や不動産の業界では広く使われている言葉です。よくマンションの工事現場の壁に担当者の名前が書いてある看板があります。看板も含めすべての工事が施工となります。  普段の生活で馴染みがない言葉ですが、意味と読み方を知り理解していきましょう。

「施工」の意味

施工は工事を行うという意味です。設計図や企画書をもとに計画的に実行する時に使われます。建築や土木業界など工事をする業界では頻繁に使用されます。 工事をする業者を施行業者と呼びます。大手ゼネコンから大工さんまで、工事にかかわる業者はすべて施工業者になります。施工とは工事や工事に関係する団体や担当者にも使われます。

「施工」の読み方

施工は辞書で調べると「せこう」と「しこう」の2種類の読み方が載っています。実は「しこう」と読む言葉は別にもあり、施工が間違えやすい使い方をしてしまう原因になっています。口頭で「せこう」と「しこう」と読む場合はそれぞれ別の意味としてとらえられます。

「せこう」:工事を実施する

工事をせこうすると聞いた時は、計画されている工事を実際に行うことを意味します。 せこうと読む場合は、施工の意味として行政や建築現場では認識されています。工事にかかわる会社や工事をする人は、施工業者や施工者と呼ばれ、施工もせこうと読みます。辞書には登録はありますが、工事をするのを相手に口頭で伝えるなら必ずせこうといいましょう。

「しこう」:工事を行うこと

しこうは、工事を行うことで、漢字では施行と書きます。せこうとの違いは、ビルなど建築物など形のあるものを立てるのに対して、しこうは、工事を行うための行動です。 口頭でしこうと伝えると、施行として行政や建築業界では理解されます。漢字の読み方のルールとしては、施工はしこうとも読みますが施行と間違いやすく、執行という言葉とも聞こえ方が似ています。なので、施工はしこうとは実務では使われなくなりました。

「施工」を使う場面6つ

施工は、性能や仕様をもとに工事を行い、ビルや道路など作り上げます。一般的には、工事内容によって施工する範囲は変わってきます。 業界関係者でないとイメージがつかみにくい点があります。今回は、6つの工事のシュチュレーションによって施工内容を知る事で、言葉の使われ方を理解していきましょう。

道路工事

道路工事での施工は道路の工事から修復まで行われます。道路の舗装を切断し撤去、正整する大がかりな工事がよく目にします。ガードレールや街頭を設置するのも施工となります。大規模な工事も設置もどちらも施工になります。 道路工事が始まると、近隣住民に工事の予定を知らせる紙が貼ってあります。張り紙も施工する時に周辺に伝達をする事を行政から推奨されています。

橋梁工事

橋梁工事での施工は、橋の骨組みを作るところから建築をするまでを指します。工場で橋の部品を製造し運搬します。橋の部品をある程度組み立てて、川に作った土台に設置して橋を組み立てます。この一連の流れを施工ともいいます。また、橋を舗装し道路を作るのも施工になります。

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初回公開日:2017年11月07日

記載されている内容は2017年11月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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