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更新日:2024年08月09日
『原則』という言葉を、皆さんは正しく使うことができていますか。また原則という言葉の意味を、しっかりと理解していますか。原則には、間違いやすい言葉がいくつかあり、その違いにややこしさを感じている人も少なくありません。今回はそんな原則についてご紹介していきます。
「規則」とは、行為や手続きなどを行う際の標準となるように定められた決まりのことです。 「原則」は一定条件の範囲の中で自由に判断や行動ができる、つまり「例外」があるものですが、「規則」は決められた方法以外の状態を認めないので、「例外」というものがありません。 「入学資格は規則で中学卒業以上と定められている」「打楽器は規則性のあるリズムを刻んだ」などを例としてあげました。
「主義」も「原則」も英語で訳すと「principle」ですが、意味は微妙に違います。 「主義」が主に主観的な事柄を表すのに対し、「原則」は他者が決めたルールなど、第三者の考えに基づくものを指します。
「原則」は法律関係、特に契約書で使われます。契約書の文中で「原則」と対義語の「例外」がワンセットになって使われていることが多いです。 契約書の中に「原則として〇〇とする。ただし、××の場合は例外とする」という文言があった場合は、契約前に相手に「例外とするものの条件」を詳しく確認しておきましょう。「例外とするもの」の条件を曖昧にしたまま契約すると、契約後にトラブルが起きます。
「例外」とは、一般原則の適用を受けないものごとを意味します。 原則を説明する文章があり、その後に「例外として扱う」「例外を設ける」などの文言が続きます。法律の世界では頻繁に使われる言葉で、「原則」があって初めて「例外」が成立します。 一般的には「優れた芸術家の仕事で例外なく行なわれている工程」「たった一度だけ支払えなかった例外がある」「日本だけの例外ルールが適用された」などのように使われます。
「原則」を英語に訳してみると「a principle」という単語が出てきます。 そこで、「原則」の言い換え表現として「プリンシプル」というカタカナ語を、そのままの形で使う習慣が定着しつつありますが、厳密には同じ言葉ではありません。「原則」とは少しニュアンスの違う「プリンシプル」、この言葉について解説します。
「原則」を英訳すると「principle」という単語が出てくることが多いです。「principle」の訳語は「原則」のほかに、「道理」「理論的根拠」「原理」「主義」「行動原理」などがあります。 「principle」には、「絶対に例外が存在しない基本的な真実」「絶対的な真理」という意味もあり、厳密には日本人が使っている「原則」とは少しニュアンスが違います。
「原則」という言葉の意味や使い方について、理解を深めていただけましたでしょうか。 「原則」は、「原理」「基本」「規則」「主義」など、似た表現が多い言葉ですが、法律関係、特に会社の業務規定や、売買契約書では必ず出てくる言葉です。 契約書の書面には、「原則」の反対語の「例外」とワンセットで書かれていることが多いので、契約を結ぶ時には必ずチェックしてください。
記載されている内容は2017年11月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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