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更新日:2024年06月15日
鶏はペットとして飼うイメージが少ない鳥類で、多くは食用として飼育されています。養鶏場での寿命はとても短くなりますが、病気のない健康体で無理をさせなければ、10年くらいは生きてくれます。この記事では、一般的に飼う場合と養鶏場の鶏の寿命についてご説明します。
卵を産むのはメスだけなので、オスは基本的に種付け用となりますが、養鶏場での平均寿命を考えるとたくさんの鶏を孵化させる必要があります。孵化したヒヨコの中にはオスもたくさんいますが、ヒヨコのオスはメスと選別された後に、圧迫または窒息の方法によって亡くなります。 そのため、卵生産における多くのオスの寿命はとても短いものになります。養鶏場における平均寿命1年半と比べものにならないくらい、とても短命なのです。 孵化してから大人になる前に亡くしてしまうのではなく、大人にして食肉用とすれば良いのではという意見も出てきますが、鶏のオスはおいしくないと言われています。そのことからオスは孵化して間も無く選別されて、短い寿命となります。メスにとってもオスにとっても、養鶏場は過酷な世界です。
鶏の寿命を延ばすためには、適切な環境と、害になるものを避ける工夫が大事なことになります。
鶏は草食であり、自然界では捕食される側なので、屋外で飼育する時には害獣対策が欠かせません。「ゲージに入っているから安心」ということは言えず、本当に大丈夫かどうかを十分に確かめる必要があります。 なぜなら、人間の飼育下で最もな害獣になりえる存在が蛇だからです。蛇は自身が通れる幅であれば、何の苦痛もなく侵入してきます。ゲージの中に蛇が入ってしまうと鶏はパニックになりますし、逃げ場もないので最悪の結末は目に見えます。 蛇による害がおよばないように、ゲージの網目やその他侵入経路となり得る場所はないか要チェックしましょう。危険性が考えられる場所を発見したら、侵入できないように工夫を施してください。
続いては、害虫対策になります。ダニは人だけの住居にも存在していますが、ノミは動物を飼っていると発生しやすいとされます。これら害虫は動物を刺し、そのかゆみによってストレスを感じることになります。また、場合によっては感染症になってしまう可能性もあります。 ダニやノミは動物の排泄物に寄ってくる傾向があるため、鶏の排泄物を受け止める砂をキレイに保ちましょう。また、ゲージ内の環境も清潔にしておくことで、ダニやノミといった害虫の繁殖を予防することにつながります。鳥類独特のにおいも軽減されることでしょう。
鶏と言えば、卵・食肉・オムライスなど食用のイメージが強いとされますが、ペットとしても飼うことができます。寿命は10年ほどと長いため、長生きすれば良き家族となるでしょう。寿命を延ばすために害を避ける工夫や適切な環境と世話を行うことで、もともと弱い体質であければ十分な寿命となり得ます。
記載されている内容は2017年11月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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