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更新日:2024年09月18日
バイクでのキャンプや旅行をするときに便利なトレーラーを牽引するためには、牽引免許は必要なのでしょうか?また、荷物を運ぶためのリヤカーにはどうでしょう?こういったバイクで牽引するために必要な知識や法律についてまとめましたので、参考にしてみてください。
目次
もし雨上がりなどにバイクがぬかるみにはまってしまい、脱出する場合には重量以上の負荷がロープにかかります。そのため、牽引ロープを購入する際は「破断張力」に注意しなければいけません。 市販されている牽引ロープには、「破断張力」というものが表示されています。これは「引っ張る力にどれだけ耐えられるか」という意味です。表示されている総重量の約2倍ほどの数値が破断張力として記載されているロープが多く販売されています。 また、牽引ロープには伸び縮みするタイプと、ワイヤータイプがあります。伸び縮みするタイプは、地面にこすりにくく走り始めの衝撃なども緩やかなため、扱いやすいロープですが、擦れに弱い面があります。ワイヤータイプは、走り始めにガクンと衝撃があり、バイク間の距離が近いと地面にこすってしまうため、扱いがやや難しいロープですが、価格は若干安価です。
バイク用の牽引ロープでおすすめなのが、メルテックから販売されている牽引ロープです。 牽引の目印となる白旗がすでに付属されているので、自分で準備する必要がなくとても便利です。商品の詳細としては、ロープの長さが収縮時は約1.3m、伸張時は約4m、車両総重量が2t、破断張力が2.2tまで対応していますので、バイクでの牽引には十分問題がありません。 しかし、万が一の時に脱出が必要となった場合などには、総重量よりも大きな力がかかるため、破断の可能性があるので注意して使用してください。
下記の道路交通法について解説すると、「自動車の運転者は、大型・普通二輪車や小型特殊自動車は一台までしか牽引してはいけません。その他の自動車は二台まで牽引ができますが、牽引車の前橋部分から牽引される車の後ろ端部分までの長さが、25m以内でなければいけません。ただし、公安委員会が、通行する道路や通行時間を決めての牽引を許可した場合は、その許可内容に従って牽引しましょう。」という内容です。 このことから、もし、ツーリングや旅行先などでバイクが動かなくなり、同行者にバイクで牽引をしてもらうような場合は、道路交通法で決められている「バイクでの牽引は1台まで」ということを忘れないようにしなければいけません。
◆道路交通法◆(自動車の牽引制限)第五十九条 (昭和三十五年六月二十五日法律第百五号)最終改正年月日:平成一九年五月二三日法律第五四号 自動車の運転者は、他の車両を牽引する場合においては、大型自動二輪車、普通自動二輪車又は小型特殊自動車によつて牽引するときは一台を超える車両を、その他の自動車によつて牽引するときは二台を超える車両を牽引してはならず、また、牽引する自動車の前端から牽引される車両の後端(牽引される車両が二台のときは二台目の車両の後端)までの長さが二十五メートルを超えることとなるときは、牽引をしてはならない。ただし、公安委員会が当該自動車について、道路を指定し、又は時間を限つて牽引の許可をしたときは、この限りでない。
実際にバイク同士で牽引をするときには、牽引ロープや牽引用のフックの選び方と、バイクのどの部分にロープを接続するかが重要になります。牽引に使うロープは、パーツがなく伸縮性のあるものがおすすめです。途中にパーツがついていると、万が一パーツが破損した場合に、伸縮性のために部品が飛んでくる恐れがあってとても危険です。 バイクには色々なデザインのものがありますが、ロープがバイクの中心に来るように接続することが大切になります。また、バイク同士の牽引では、ロープの間隔は3.5mが理想です。さらに2台の間に約30cm四方の白い布を目印として下げることを忘れてはいけません。 バイク同士の牽引は、お互いの息が合わないと非常に危険です。特にカーブを曲がる際は後方のバイクは転倒の恐れがありますので、注意して運転をしなければいけません。
バイクで牽引できるトレーラーやキャンピングカーなどは海外製がほとんどですが、日本の道路交通法で決められた「750kg以下」の軽量のものであれば、原付バイクや普通自動車、自動二輪の免許で牽引することができますので、原付バイクにリヤカーを牽引して、重い荷物を楽々運べたりと普段の生活にも大活躍します。 また、旅行先の宿泊施設などの関係で、大切なペットを連れていくことは難しい場合が多いのですが、小型のキャンピングカーをバイクに牽引することで、大切なペットと一緒に旅行へ行くことが可能になります。 このようにバイクで牽引できるトレーラーやキャンピングカーは、普段の生活や旅行でも大活躍すること間違いなしです。普段とは違ったバイクでのツーリングや旅行を満喫してみてはいかがですか?
記載されている内容は2018年02月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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