IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

「こんにちわ」と「こんにちは」はどちらが正しいのか・違い|メール

更新日:2024年10月02日

メール・手紙

挨拶といえば、欠かせないもののひとつが「こんにちは」ではないでしょうか。あなたの頭の中に浮かんだのは「こんにちは」ですか。それとも「こんにちわ」ですか。今回は、「こんにちは」と「こんにちわ」のどちらが正しいのか、どうして2つ存在するのかなどについてご紹介します

日本人特有の「和」を重んじる精神によるもの

2つ目の理由は、日本人特有の「和」を重んじるためだと言われています。そう言われても、どういうことなのか分からないのではないでしょうか。それもそのはずです。「和」を重んじる精神は、日本人が無意識に持っています。 あなたはと「こんにちわ」と「こんにちは」のどちらに親しい印象を持ちますか。どちらが正しいという先入観なしで考えてください。おそらく、「こんにちわ」の方に親しみを覚える人が多いのではないでしょうか。 日本人にとって、「わ」は無意識に「和」に通じています。そのため、正しいか正しくないかに関係なく、「こんにちわ」に親しみを感じてしまうことが多々あります。 このような習性から、小学校で教えてもらったのが「こんにちは」だと知りつつも、あえて親しみをこめて「こんにちわ」の方を挨拶として用いる機会も増えています。

メールでは「こんにちわ」と「こんにちは」のどちらを使えばいいの?

「こんにちは」と「こんにちわ」について、色々と分かってくるにつれて、メールの際にはどちらを使えばいいかの迷ってしまう、という人もいるのではないでしょうか。

目上の人や上司には?

「こんにちは」の語源を見てもわかるように、正しい日本語は「こんにちわ」ではなく「こんにちは」です。目上の人や上司に、間違った日本語である「こんにちわ」をメールで使ってしまうと、失礼にあたりますし、「間違った日本語だ」と指摘されるでしょう。 このような点から考えても、目上の人や上司へメールする際には「こんにちわ」ではなく「こんにちは」を使いましょう。

同年代や後輩へのメールには?

「こんにちわ」の「わ」は、「和」を意味するだけではなく、「輪」や「話」など、意味するものがたくさんあります。ただの間違った日本語というにはもったいない、意味と親しみのこもった言葉です。 このような「こんにちわ」ですから、同年代や後輩などあなたが親しみをこめたい相手へのメールに使ってみてはいかがでしょうか。

「こんにちは」と「こんにちわ」を使い分ける方法は?

正しいのは「こんにちは」であって、「こんにちわ」は、文法的には正しくない言葉です。しかし、使ってはいけないということではありません。この、「こんにちは」と「こんにちわ」をどのように使い分ければよいのでしょうか。

ビジネスシーンやフォーマルな場面では「こんにちは」

文法的に正しくないことを書いてはいけない場面とは、どのような場面でしょうか。仕事の文章やメール、招待状や公の場に出す文章などでは、文法的に正しくないことを書くのは好ましくありません。 それどころか、本当は「こんにちは」だと知らないのではないかと思われてしまいます。このような場面では、「こんにちわ」を使うのは控えて、文法的に正しい「こんにちは」を使うように心がけてはいかがでしょうか。

友達同士などのプライベートな場面では「こんにちわ」

一方、気心の知れた友人へのメールや手紙、SNSなどの自分のページへの書き込みなどプライベートな場面ではどうでしょうか。比較的知っている人しか目にしない場面ですから、文法的に正しいか正しくないかではなく、親しみをこめた表現を重視しても問題ないでしょう。 このような場面では、「こんにちは」では堅苦しくなってしまうので、「こんにちわ」を使って親しみをこめても良いでしょう。

「こんにちは」と「こんにちわ」を正しく使いましょう

今回は、「こんにちわ」と「こんにちは」のどちらが正しいかについて、色々とご紹介してきました。 文法的にも正しい表記で、小学校の国語の授業で最初に教えられたのは、「こんにちわ」ではなく「こんにちは」の方です。そして、「こんにちわ」は聞こえるままの音を文字にした表記です。 本来だったら、「こんにちわ」は間違いではありますが、日本人の「和」を重んじる精神から、だんだんと定着しつつあるでしょう。 もし、「こんにちわ」という表記の挨拶をもらったとしても、挨拶には変わりありません。「こんにちわ」ではなく「こんにちは」だと指摘する前に、挨拶は挨拶として暖かい目で見てあげても良いのではないでしょうか。

初回公開日:2017年11月06日

記載されている内容は2017年11月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング