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アイドリングの燃費・計算方法・効果|車/トラック/エアコン

更新日:2024年01月10日

社会人常識

「アイドリングストップは燃費に悪い」と聞いたことがありませんか。そう感じている場合、間違った使い方をしているかもしれません。アイドリングストップは適切に使えば環境にも燃費にも貢献する機能なのです。今回はアイドリングストップについて解説します

ハイエースのアイドリングの燃費

ハイエースは1分間当たり20ccの燃料消費があります。1時間当たりにすると「20cc×60=1200cc」です。エアコンを作動させた場合、3割から4割増しなので「1560cc」です。(3割増しで計算) ハイエースはガソリンエンジンか、ディーゼルエンジンかで燃費が変わります。一般的に、ディーゼルエンジンの方が燃費が良く、耐久性が高いとされています。ディーゼルエンジンのハイエースはガソリンエンジンよりも50万円ほど値段が上がります。 しかし、維持費を考えるとディーゼルエンジンの方が値段が安いです。車の使用頻度が多く、長距離を走る場合はディーゼルエンジンの方が燃費や金銭的なコストを考慮してもお得だと考えられます。

車中泊のアイドリングの燃費

最近ではインフラの整備により車中泊が気軽に楽しめるようになりました。旅館に予約を取らなくても旅行ができるので時間が自由で、経済的なコストも低く抑えられます。車中泊のときに気になるのはアイドリングの燃費です。 8時間普通車の中で睡眠をとる場合を考えて見ましょう。普通車の1時間当たりの燃料消費量は780ccです。8時間のアイドリング状態ですから、その時間の燃料消費量は「780×8=6240cc」と分かります。つまり、普通車の中で8時間の睡眠をとる場合6.24Lの燃料を消費します。 これはエアコンの作動を考慮していません。エアコンの作動を考慮するとしたら、「6.24×1.3=8.112L」です。排気量の多い車であるほど、燃料の消費が上がることに注意しましょう。

軽自動車のアイドリングの燃費

軽自動車の1分間当たりのアイドリングの燃費は7ccです。1時間当たりの燃費は「7×60」で「420cc」ということです。他の車種よりもアイドリングの燃料消費量が少ないことが特徴です。軽自動車の排気量はおよそ660ccと少ないので、アイドリングの燃費も少なくなります。

アイドリングの燃費と排気量

上記を見ていただければわかるように、アイドリングの燃費は排気量と関係しています。排気量が多い車ほどアイドリングの燃費は多くなります。排気量660ccの軽自動車と9000ccの大型トラックとではアイドリングの燃費が段違いです。 ディーゼルエンジンを導入している燃費が良い車があります。排気量だけでなく、車の構造によって燃費が変動します。

アイドリングストップとバッテリー

アイドリングストップのついている車はバッテリーの寿命が短いといわれます。「1年ほどでバッテリー交換をしなければならなくなった」という人は意外に多いです。実は、アイドリングストップは低電圧だと作動しないようにできています。 あまり車に乗らない場合だとバッテリーに十分に充電がされません。このような場合、アイドリングストップを解除しておくと良いでしょう。アイドリングストップで電気が消費が抑えられることはもちろん、バッテリーを充電することにもなります。

アイドリングストップは燃料の節約になる

適度なアイドリングストップは燃料の節約になります。アイドリングは排出ガスの削減と燃料の節約を目的として導入されました。2000ccの車の場合、10分間でおよそ0.2Lの燃料を節約できます。しかし、必要以上のアイドリングは燃費に逆効果です。 5秒以内の停止でアイドリングを使ってしまうと、必要以上に燃料を消費してしまいます。アイドリングは10秒以上の停止の場合に燃費効果があります。この点に注意すればアイドリングを車の燃料節約に役立てることができます。

初回公開日:2017年11月14日

記載されている内容は2017年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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