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ファミリーバイク特約の年間料金の比較・人身傷害型の料金

更新日:2023年12月09日

車・バイク

今回はファミリーバイク特約の保険料金と、補償内容についてご説明します。原付バイクに乗られている方は、保険のことについてお悩みの方も多くいらっしゃいます。ファミリーバイク特約の保険料金がいくらぐらいするのか、補償内容はどんなものなのか。参考にしてください。

ファミリーバイク特約は原付バイクを複数台所有していても、補償の対象になります。つまり、家族で自動車保険を何台も契約している場合は、その中の1台の契約にファミリーバイク特約を付帯すれば足りますので、重複してファミリーバイク特約を契約していないかをチェックしてください。もし重複している場合は、保険契約の料金が無駄になりますのでご注意ください。

要注意!自賠責保険(強制保険)の加入漏れ

ファミリーバイク特約に限らず、自賠責保険(強制保険)がついてない状態で事故が起きると大変なことになります。特に原付バイクは車検がないので、自賠責保険は自己管理になります。最長で60か月の期間で加入できるので、保険期間が終了していても気が付かないで運転しているケースがしばしばみられます。 そもそも、自賠責保険なしで公道を運転すること自体が問題ですが、ファミリーバイク特約に加入していても、自賠責保険が切れた状態で原付バイクを運転して、事故で相手にケガをさせてしまっても、自賠責保険が切れていると自賠責保険からの保険金が出ません。

自賠責保険の加入漏れで対人賠償の保険金が出ない?!

対人賠償の保険金支払いは、まず自賠責保険から適用され、自賠責保険の支払限度額を超えた場合に、任意保険の対人賠償から保険金を支払うことになっています。つまり、自賠責保険なしで事故を起こし、相手にケガをさせてしまった場合、自賠責保険で支払うべき賠償金を自己負担しなければならなくなります。

保険会社が示談できない!

対人賠償において、事故の示談、保険金の支払いは、任意保険の保険会社が自賠責保険の部分も請け負って行います。 少々難しい話ですが、保険会社の示談は、保険金を支払う立場でのみ認められていることです。自賠責保険の補償範囲で収まる事故事案の場合は、示談できないと断られる場合もあります。(実際は行っているところもあるようですが)くれぐれも自賠責保険が切れないようにご注意ください。

自賠責保険の補償内容(概要)

自賠責保険の補償内容(概要)です。参考にしてください。 ・死亡による損害(葬儀費、逸失利益、慰謝料など)最高3000万円 ・傷害による損害(治療費、休業損害、慰謝料など)最高120万円 ・後遺障害による損害(逸失利益、慰謝料など)最高4000万円 自賠責保険が切れた状態で事故が起きると全額自己負担になります。必ず確認してください。

原付バイク単独で任意保険に加入しないほうがいいのか?

任意保険に加入した方がよい場合もある

先ほども申し上げましたが、単独で任意保険へ加入することもできます。ファミリーバイク特約の人身傷害ありを契約すると年間の保険料金は約1万円~2万円になります。任意保険のファミリーバイク特約の部分は、長期に継続契約しても保険料金が安くなることはありません。 しかし、単独で任意保険に加入した場合、1年間無事故で次も継続して保険契約をすると、無事故割引※が進行して割引が受けられます。最高で約62~3%割引されますので年間保険料金が1万円を切る可能性があります。 また、任意保険では1契約者で10台以上の契約になるとフリート契約者※となり、契約全部に一律の割引が適用され、無事故で継続していくと、約70%の割引になることもあります。フリート契約者は主に法人契約が多いですが、個人の契約でも10台に達すると、フリート契約にしなければなりません。台数のカウントには、原付バイクの任意保険も含まれます。

任意保険に加入したほうがよいケース

原付バイクの保険をファミリーバイク特約ではなく、任意保険に加入したほうがよい場合は次のようなケースが考えられます。 ・継続して5年以上原付バイクを使用する予定の方 ・普段の通勤や業務で使用している方 ・10台以上の任意保険の契約があるフリート契約者 ・あと1台でフリート契約にできる方 生活環境や諸事情は個々に違いますので、任意保険を契約している保険会社、代理店に相談するとよいでしょう。

任意保険で加入したほうが得なのか?

原付バイクの保険をファミリーバイク特約で加入したほうが良いのか、任意保険で加入ししたほうが良いのかは、それぞれのメリットデメリットをよく比較したうえで決定してください。 【ファミリーバイク特約】 メリット ・保険料金が単独で任意保険に加入するより安い ・家族何台分でも補償される、他人からの借用車も補償対象 ・事故で保険金が支払われても任意保険の割引に影響しない。 デメリット ・任意保険に加入してなければ付保できない。 ・長期に継続しても保険料金の割引がされない。 【単独で任意保険に加入】 メリット ・無事故を続けると保険料が安くなる ・車両保険も付帯可能 デメリット ・初年度から数年は保険料金が高い ・事故で保険金を支払うと次年度から保険料金が上がる などが考えられますので参考にしてください。

ファミリーバイク特約の保険料金は?各保険会社を比較

ファミリーバイク特約(人身傷害なし)の保険料金比較

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初回公開日:2017年10月25日

記載されている内容は2017年10月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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