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のし袋の表書き、書き方と見本|名前/状況別の書き方・表書きの見本

更新日:2024年07月23日

書類の書き方

のし袋の表書きには、書き方やのし袋の種類にきまりがあり、何も知らずに渡してしまうと相手に失礼になってしまいます。今後のおつきあいをする上でも大切になるのがのし袋の書き方です。しきたりやマナーを守り美しくのし袋を書く方法を詳しくご紹介していきます。

弔慰とは、遺族を慰めるという意味があります。亡くなった方への供養の気持ちを表すものが香典にあたります。法事や法要で持参する香典のし袋の表書きは、宗教や年忌法要によってもさまざまですので、ここではさらにわかりやすくご紹介していきます。

まず、仏式では初七日法要、四十九日までは、「御霊前」「御香料」などを用います。神式、キリスト教でも「御霊前」の表書きを用いることができますが、浄土真宗の場合は「御霊前」を用いることができません。

浄土真宗の四十九日までののし袋の表書きは「御仏前」を用います。その他の表書きには、「御香料」お供え物の意味の「御香奠」と書きます。

また、仏式、神式、キリスト教で遺族へのお悔やみを表すのし袋の表書きがあります。仏式で用いるのし袋の表書きは「御霊前」「御仏前」「御香典」「御香料」「御供」、神式ののし袋の表書きは「御霊前」「御玉串料」「御榊料」「御神饌料」「御神前」、キリスト教ののし袋の表書きでは「御霊前」「お花料」「御ミサ料」(カトリック)となります。

年忌の法要の場合になると仏式で使われるのし袋の表書きが「御仏前」「御供物料」「御香料」となり、神式ののし袋の表書きは「御神饌料」「御玉串料」「御供物料」、キリスト教のし袋の表書きは「御花料」という風に変わります。

のし袋の表書き名前の書き方

のし袋の表書きの名前はフルネームで書きますが、法要に夫婦で出席する場合や夫婦で故人にお世話になっていた場合などは、主人の名前をフルネームで書き、左横に妻の名前だけを添えるように書きます。

のし袋表書きのテンプレート

①文字の中心を中央に配して書くようにします。 ②のし袋の表書きの「御祝」などの字より名前はやや小さめに書きます。 ③天地とも1字分空けるようにします。

のし袋表書きの見本

のし袋は、楷書で書くことが基本になりますが、楷書できっちりと書くことは非常に難しいこともありますので、楷書に近い行書で丁寧に書くようにすると文字が美しく見えてくるでしょう。

のし袋の表書きを美しく喜ばれるものにするには

近年では、筆ペンを用いてのし袋を書くことが増えてきましたが、毛筆には筆ペンで出せない美しさや情緒が出てきます。筆で書くことに難しいイメージを持つ人も多いですが上手に書くコツがあります。

筆をできるだけ真っ直ぐに立て、毛筆の全部をおろしてしまわず半分より少ない程度を使い背筋を伸ばして書きます。また、表書きが書けたら中袋にも金額、住所、氏名をしっかり書きます。

親しい間柄であったとしても、後で相手がのし袋を整理する際、困らないような配慮も必要です。中袋も表書き同様丁寧に書くようにします。のし袋を書く際に大切なことは正しい文字で真心を込めることです。ぜひ、ご活用ください。

初回公開日:2017年10月19日

記載されている内容は2017年10月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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