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更新日:2024年08月05日
椅子の数え方をご存知ですか?「あれじゃない?」と思い浮かんだ方もそうでない方も、この機会に簡単な覚え方を知ってみてはいかがでしょうか。椅子の数え方と混乱しやすい他の家具などの数え方や、中国とアメリカでの数え方の違いにも触れています。
それでは次に「席」の数え方についてご説明します。これは椅子と似ていますが、椅子との違いはそれが物体なのか、概念なのかの違いです。椅子とはまさに椅子という家具を指しますが「席」は座るところという概念であって、それが椅子の場合もあれば、ソファーの場合もあります。 文字通り「座席」座るところという意味です。この「席」の場合は、数える単位も「席」になります。いっせき、にせきと数えていきます。少し概念的になりイメージしにくくなってしまったかもしれませんが、レストラン検索サイトなどを思い出してみてください。こでは、お客さんが何人入れるかという意味で「〇〇席」と書かれています。
(1)中国語の椅子の数え方と、日本語の椅子の数え方の共通点 中国語にも「量詞」という概念があり、ものによって数え方が変わります。やはり、同じ漢字を使う文化の国同士類似しています。量詞の使い方は、(数量)+(量詞)+(名詞)の語順になっています。そして、椅子の数え方は「把」という単位を使います。 読み方は「ba」です。そのため「一脚の椅子」と中国語でいうときは「一把椅子」となります。日本語と中国語の数え方は、語順まで一緒です。 (2)中国語の椅子の数え方と日本語の椅子の数え方の相違点 しかし、面白いことにこの数え方は、そもそも「脚」という漢字ではないことからお分かりかと思いますが、脚があるから選ばれたわけではないです。その証拠に、他に「把」を使って数えるものには包丁や傘が挙げられます。これらの共通点は何でしょうか。それは「握りのあるもの、柄のあるもの」という点です。 一見似ているように思われた日本語と中国語の椅子の数え方ですが、モノの捉え方という点で根本的に違うというのは、非常に興味深い点ではないでしょうか。
(1)英語での「家具」の数え方の特徴 いきなり「椅子」ではなく、「家具」の数え方になってしまって恐縮ですが、英語における家具の数え方は特徴的ですので、これに先に触れないわけにはいきません。これは、受験英語でも頻出ですのでご存知の方も多いですが、「家具」であるfurnitureは、不可算名詞と呼ばれ、そもそも数えられない名詞と捉えられています。 英語では、ある物質が一つ一つ区切って分けられると考えられれば「a/an」で単数を表し、「~s」で複数を表す可算名詞になります。他方で、それができない場合は「a/an」も「~s」もつけられない不可算名詞になります。 英語において「家具」は、実は一つ一つの椅子や机やソファーなどという物質で分けて見ているのではなく、家の中に備え付けられるべき生活必需品、という概念的な集合体として考えられているので、家具は不可算名詞となっているのです。 (2)椅子の数え方 では、家具のうちの個別の物体である「椅子」についてはどうでしょうか?実はもうすでにご説明していますが、英語の場合数えられる名詞(可算名詞)は、単数すなわち一つの場合は「a」か「an」をその名詞の前に持ってきます。例えば、椅子を「Chair」と訳した場合、「a chair」となります。 他方で、複数すなわち二つ以上の場合は、名詞の最後に「s」を付けます。椅子の場合は、 「chairs」になります。具体的な数字を示したい場合には「two chairs」「three chairs」のように、「s」のついた名詞の前に数字を持ってくればよいでしょう。 (3)英語の椅子の数え方と日本語の椅子の数え方の違い いかがでしたか?英語と日本語とでは、数え方が全く異なりました。そもそも、日本語の物の数え方は、アメリカ人にとって非常に難しいものです。それもそのはずで、上記のように物によって単位を分ける、というルールになっていないからです。
いかがでしたか?椅子の数え方を「脚(きゃく」と知っていた方でも、脚の有無で数え方変わるというルールがあったことに、驚いた方もいたのではないでしょうか?そして、幸いなことに、そのルールはシンプルなものです。スマートな数え方の使い分けをして、友人や職場の人から関心されてしまいましょう。 そして、日本人のみならず中国人にも、アメリカ人にも、日本人が椅子を数えるときの数え方や発想を教えてあげれば、自国との違いに驚いてくれ、非常に興味を持ってくれるでしょう。会話を弾ませるきっかけになったら幸いです。
記載されている内容は2017年09月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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