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更新日:2024年11月09日
花には花言葉がありますが、それは良い意味のものばかりではなく、「死」や「死別」に関係した花もあります。大切な人にお花をプレゼントする際、失敗することのないように、そんな花々のちょっと切ない花言葉の由来などに触れながら、花言葉について学んでみませんか?
アネモネと西風の神ゼピュロス アネモネは、花と春の女神フローラの次女でした。西風の神ゼピュロスはアネモネを愛していましたが、ゼピュロスは自分を愛していると思っていたフローラがそれを知り、怒ったフローラはアネモネを追い出してしまいます。女神フローラとの平和を保つため、西風の神ゼピュロスはアネモネを見捨て、仕方なく彼女をアネモネの花に変えてしまいました。 キンセンカに纏わる神話 シシリア島にクリムノンという名の少年がいました。クリムノンは太陽神アポロンを崇拝しており、アポロンが日輪の馬車に乗り大空を駆け回っている昼間はとても幸せで、アポロンの姿が見えない夜は、寂しく悲しい気分でいました。 それを知ったアポロンとクリムノンの間には愛情が芽生えましたが、二人の仲に嫉妬した雲の神は、8日間アポロンを雲で隠してしまいました。9日目にアポロンが姿を現した時、寂しさと悲しみに耐えかねたクリムノンは亡くなっており、それを哀れに思ったアポロンは、クリムノンの姿を太陽に向かって咲くキンセンカに変えました。
スノードロップ:「あなたの死を望みます」 イトスギ:「死」「哀悼」「絶望」 イチイ:「死」「慰め」「高尚」「悲しみ」「悲哀」「残念」 タツナミソウ:「私の命を捧げます」 スグリ:「あなたに嫌われたら私は死にます」 ドクニンジン:「あなたは私を死なせる」「死も惜しまず」 ガマズミ:「無視したら私は死にます」 パセリ:「死の前兆」などです。
今回は、死や死別の意味を持つ花言葉について書かせて頂きました。お祝いやお悔やみ、お見舞いなど、様々な用途で用いられている花ですが、このように花の中には、マイナスの意味の花言葉を持つものも多く存在します。また、折れたり枯れたりすることで、花言葉が変わってしまう花もあります。 大切な人に死や死別を意味する花を、誤って贈ってしまわないためにも、このような花言葉を知っておくと便利です。
記載されている内容は2017年08月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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