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【男女別】28歳の平均貯金額・中央値・貯金がない人はどれくらいいる?

更新日:2023年12月08日

暮らしの知恵

30歳を前にしたアラサー最年少組とも言える28歳。仕事をはじめてから何年か過ぎてそろそろ貯金が貯まってきている人も少なくないでしょう。すでに家庭を持っていたり、これから結婚を考える人も。世間の28歳はどのくらい貯金があるのかさまざまな角度から見ていきましょう。

28歳という年齢では、結婚によってそれまでの貯金を使ってしまったという人も少なくないでしょう。先程の20代の金融資産保有額でも100万円未満の割合は約43%となっています。約半数に近い人がこの100万円未満の貯金額にあたるという結果が出ています。 これには、近年の企業の雇用形態が正社員を採用せず派遣やアルバイトなどで働き手と契約していたり、その派遣やアルバイトの働き口すら見つからないという就職困難な時代背景が反映している部分も大きいのではないでしょうか。 ちなみに、4年制大学を浪人なし留年なしで卒業した23歳から就職したとして月々5万ずつ貯金をしていかないと300万以上の貯金額には達することができません。夏や冬のボーナスが期待できる正社員ならいざしらず、親元を離れ一人で生活をしているニートやフリーターで月5万ずつ貯金していくというのは大変なことです。 このことから、1割の500万円以上の貯金保有者、ごくごく少数の1000万円以上の貯金保有者を加えた平均貯金額ですら平均が300万円となり、中央値が80万円~110万円というのがリアルな数字として感じることができるでしょう。

28歳で貯金なしの人はどれくらいいる?

2017年現在で28歳全体の6%の人は貯金がないと言われています。毎月決まった収入がなく、必要な時に必要なだけ稼ぎ、自分の自由なことをできる時間を増やしたいという考え方の人が増えていることも影響しているでしょう。

【職業別】28歳平均貯金額はいくらか

シングルマザー

この場合のシングルマザーとして、離婚経験者の方の収入や貯金額をご紹介します。一口にシングルマザーと言っても寡婦(夫と離婚したか死別した)であるかないか(婚姻歴がない)によって地方自治体の手当が大きく変わってくるからです。 離婚経験のあるシングルマザーの場合、平均収入は15万円~20万円程度、貯金額は100万円に満たない人が35%となっています。収入の中には地方自治体から支給される手当(児童手当(旧こども手当)、児童扶養手当、遺族年金、特別児童手当)や子供の父親から払われる養育費も含まれますので、実際に労働して手にする収入は少なくなります。 シングルマザーの平均貯金額は200万円程度となっており、これには離婚時に受け取った慰謝料も含まれた金額となっています。

フリーターなど

フリーターなどの収入の安定が難しい職種の人の貯金額はいくらくらいなのか気になるところです。28歳と限定できず、25歳から29歳という少し広い範囲になりますが、フリーターで50万円以上の貯金がある人の割合は全体の3割程度でした。 7割の人が貯金がほとんどない状態であるという実状でした。平均額にすると25歳から29歳で80.3万円。その中でも一人暮らしのフリーターの貯金額は平均でも44万円程度、親族との同居でも93万円となっていました。 28歳の中央値を出すことは難しいのですが、フリーターの中にも収入の多い人もいることを考えるとフリーターの貯金額には大きな差があることが予想できるでしょう。とはいえ、28歳という年齢を考えると多くのフリーターは、不安定な収入で貯金もできないという状況は避けたいと感じ、何か行動を起こす時期に来ているのではないでしょうか。

28歳は30代前の大切な時期!自分の貯金額を見直そう

30代を目の前に控えた28歳という年齢の人の貯金額を見てまいりました。どのような印象を受けられたでしょうか。自分の貯金額と比較してホッとした方もいらしたでしょうし、非常に焦りを感じられた方もいらしたでしょう。 他人は他人と考え、自分の生き方を貫くのも良いですが、20代と30代は体力的にも大きな差があることを認識しておくことが大切ではないでしょうか。 30代前の28歳という今の時期に、そのような体力の衰えも視野に入れた長期にわたる自分の経済設計を立ててみてはいかがでしょうか。

初回公開日:2017年10月02日

記載されている内容は2017年10月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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