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教授へのメールの書き方|お礼/謝罪/質問/挨拶/留学/大学院

更新日:2024年02月17日

メール・手紙

教授へのメールの時のマナーは必要不可欠です。教授への最初のメール、返信方法、留学する時の留学先の教授へのメールの仕方、質問のメール、お詫びのメール、挨拶のメール、大学院入試の際のメールの仕方、宛名の書き方など詳しく書いています。

「件名」の欄でこのメールが誰から送られたものであるかということがわかります。教授はそれを見てメールを開いてくださることでしょう。手紙のような時候の挨拶は不要ですが、いきなり用件を伝えるようなメールではいけません。 友達とのメール交換とはちがって、相手が教授ですので、きちんとしたマナーを忘れてはいけません。用件は用件として手短に、しかし正確に伝えることが大切ですが、その前にすこしこのマナーについて学んでおくことにしましょう。

教授へのメールの宛名

手紙は封筒の表に宛先の住所と氏名が書かれていて、さらに「○○在中」というようなちょっした用件を書くこともできます。ですから、「○○先生」という宛名は手紙の締めの部分に書くことになります。 メールでは、「件名」のところにあなたが誰であるかを教授に知らせる情報を書き込みますので、ここに「○○先生」と書くわけにはいきません。本文の最初にフルネームで「○○○○先生」または「○○○○教授」と宛名を書いてください。 「○○○○先生 お忙しいところ、突然メールを差し上げる失礼、どうかお許しください。私、○○大学○○学科○年生の○○○○と申します。」 このような書き出しでいいでしょう。

教授へのメールの書き方

では、教授へのメールの本文の書き方を、用件別に考えてみることにしましょう。メールの文章は1文1文があまり長くならないようにしてください。教授への敬意を表しつつ、しかも簡潔にメールを書くことが大切です。

お礼

いつもいろいろお世話になっている教授に差し上げるお礼のメールについて考えてみることにしましょう。感謝の気持ちを素直に伝えることが大切です。またメールの「件名」も、何に対するお礼であるかということを示すのがいいでしょう。 件名:ゼミ・コンパにご出席くださいましてありがとうございます 「○○○○先生 先生のゼミナールに所属しております○○○○です。先日は、ゼミナールのコンパにご出席くださいまして、まことにありがとうございました。ふだん教室でお目にかかる先生とはまた別のお話が聞けて、ゼミ生一同感激しております。」

謝罪

体調をこわしたために授業を休んでしまうこともあります。大学の授業では、教授の講義を聞くだけのこともありますが、学生に分担が回ってきて発表することもあります。自分が発表をする番だったのに欠席したらとても迷惑になります。そのことを謝罪するとともに、「ずる休み」ではなかったことをきちんと伝えておきましょう。 件名:○月○日○○の授業を欠席してしまいました ○○学科○○○○ 「○○○○先生 先生の○○の授業に出席している○○学科の○○○○です。メールで失礼いたしますが、○月○日の授業を欠席したことについて、一刻も早くお詫び申し上げたくてメールいたしました。当日高熱が出てしまい、どうしても出席することができませんでした。」

質問

大学での勉強は、教授の話を聞いてそれを丸暗記すればいいというものではありません。そこから何か啓発されて、自分でいろいろ調べてみる必要があります。そうすると、いろいろな疑問点とぶつかることがあります。そんなとき、教授にメールで質問をすれば、あなたに対する教授の評価もあがります。 件名:○○の授業に出席している○○学科の○○○○です 質問があります 「○○○○先生 お忙しいところ突然メールして申し訳ありません。先生の○○の授業に出席している○○学科の○○○○です。先生にひとつ質問したいことがありまして、失礼とは存じながらメールをいたしました。先生が授業でおっしゃったことについていろいろ調べてみたいと思うのですが、どの文献から読みはじめたらいいのか、お教えください。」

挨拶

教授の講義にはたくさんの学生が出席しているために、なかなか教授に挨拶ができません。日頃の感謝の気持ちを教授に伝えておくことで、今後いろいろと教授に相談にのってもらえることがあります。メールでひとこと挨拶しておくのもいいでしょう。 件名:○○の講義に出席している○○学科の○○○○です 「○○○○先生 いつも先生の○○の講義を拝聴している○○学科の○○○○と申します。いきなり先生にメールを差し上げる失礼、どうかご容赦ください。先生の講義では毎回、何か考えさせられることがあり、質問というわけではないのですが、先生にひとことご挨拶申し上げたくてメールしている次第です。」

大学院入試

大学でいろいろ学んでみてさらに勉強を続けたいと思ったら、大学院で学ぶのがいいでしょう。大学院では学部より学生数も少ないので教授とより親密になってより深く学問を学ぶことができます。しかしそのためには、大学院で指導を受ける教授とのコンタクトが大切になりますので、大学院受験を考えたら指導教授にしたい教授にメールでその意志を早めに伝えておきましょう。 件名:○○学科○○○○です 大学院入試について 「○○○○教授 先生の○○ゼミナールほか、この4年間いろいろな授業で先生のご指導を受けて参りました○○学科の○○○○です。少し以前から、大学院に入学して先生のご指導をさらに受けたいという気になってきました。」

留学

留学にはいろいろな方法がありますが、あなたが指導を受けている教授にうかがって、留学先の先生を紹介してもらうのが一番です。ただしその際は、自分が留学先で何を学びたいのかをはっきりさせておく必要があります。まずはメールで教授にあなたの意志を伝えてみてください。 件名:ゼミナール3年生の○○○○です 留学について 「○○○○先生 いきなりメールを差し上げる失礼、どうかお許しください。先生のゼミナール3年生の○○○○です。ゼミではおもに○○について勉強しております。先生のもとでいろいろ勉強していて、外国の大学でこのことについてさらに別の角度から学ぶことができないかと考えるようになりました。先生が学ばれた○○大学への留学についてお伺いしたいのですが。」

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初回公開日:2017年10月23日

記載されている内容は2017年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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