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愛知の方言・かわいい方言一覧|かん/こずむ/ほうか/めっちゃ/やに

更新日:2024年08月03日

雑学・歴史

愛知県の方言はかなり独特で、言い回しなどもかなり特殊な地域です。実は、愛知県には尾張地方と三河地方という2つの地域が存在しこの地域の違いが独特な方言を生み出しています。今回は、愛知県の方言を地域別に紹介し、かわいいと思えるような愛知県の方言も紹介していきます。

同じ愛知県なのに?尾張と三河で方言が違います!

愛知県には、実は他の地域の方ではわからない見えない境界線というものがあります。それが、尾張地方と三河地方という2つの地域の違いです。愛知県の可愛い方言を紹介する前にそれぞれの特徴について見ていきましょう。

尾張地方の方言の特徴

尾張地方とは愛知県の西部、名古屋市を中心としたエリアです。昔はこの辺りを尾張国と呼んでいたため今でも尾張地方という呼び名があります。方言の特徴しては、関西弁のイントネーションを残しつつ関東のイントネーションも持った独特な言い回しが特徴です。

三河地方の方言の特徴

三河地方とは愛知県の東武、豊橋市や岡崎市を中心したエリアです。静岡県の浜松市も三河地方として呼ばれることもあります。わかりにくいですが、尾張地方出身の方が三河弁を聞くと違和感を感じる程度に方言の違いがあるのが特徴です。

2つの地域には独自の歴史があります!

同じ愛知県内にもかかわらず、なぜ尾張地方と三河地方で言葉が違うのでしょうか。実は2つの地方ではそれぞれ違った歴史を持っているという点が違いを生み出す要因となっています。ここでは尾張地方、三河地方のそれぞれの歴史について紹介いたします。

尾張地方は織田信長の所領

尾張地方はあの有名な織田信長が治めていた地域でもあります。楽市楽座で商売人がたくさん集まってきているため商人気質な風土が形成されていきました。また、関西の言葉遣いの影響を強く受けており今でも若干関西弁まじりな言葉を話すというように、西日本側の影響を強く受けた地域という歴史があります。

三河地方は徳川家康の所領

一方の三河地方は天下を治めた誰でも知っている徳川家康が治めていた地域です。江戸に移ってからは江戸から人が三河地方に移り住むようになったためこちらは東日本の影響を強く受けています。また、江戸時代には御三家のいる地域として貴族のような文化も形成されていったためのんびりとしたら抑揚のある方言が作られていきました。

このように、愛知県は同じ県内でも形成されていった歴史や文化が違う地域があるという少し変わった県であるためそれぞれの地域で使われる方言も違ってくるのです。

愛知の方言の語尾の特徴

尾張地方と三河地方での方言の違いでわかりやすものは語尾が違うという点にあります。ここではそれぞれの語尾の特徴について紹介します。

尾張地方の語尾の特徴

尾張では、語尾に「●●だが」や「●●だがん」という言い回しを頻繁に使います。例えば、「今日は暑いね」という場合には「今日暑いが〜」、「これで合っているよ」という場合には「これで合っとるがん」という風に言い換えます。また、語尾を強調して発音することも特徴です。

三河地方の語尾の特徴

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初回公開日:2017年08月26日

記載されている内容は2017年08月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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