
更新日:2023年03月26日
普段使っている敬語について疑問や不安はありませんか?本記事では、「早速のご対応」という敬語について意味と正しい使い方、類語や英語表現について解説しています。敬語の正しい使い方について興味のある方は是非チェックしてみてください。
目次
「早速」の意味合いに「素早い」は含まれているため違和感なく言い換えはできますが、口語的な印象を与えるため、かしこまった場面には他の表現を使用した方が良いでしょう。
「至急」はかなり急いで対応してほしい場合に使われますが、上司や目上の人に「急いで」と催促するのは失礼にあたるので、「早急なご対応」「お早めのご対応」などを使った方がいいでしょう。 「至急」とは「非常に急ぐこと」であり、その用件は優先的に対応するのがビジネスマナーとなっています。しかしながら、いつまでにと明確に定義されているわけではありません。相手との認識のズレを防ぐため、具体的な期限を明示しましょう。
「早速のご対応」の敬語は、「ありがとうございました」の前に深い感謝の気持ちを伝える「誠に」を付け加えて、「早速のご対応、誠にありがとうございました」というフレーズで使うことができます。 丁寧な言い回しなので、取引先やお客様、目上の人に対して使用しても問題のない表現です。「誠にありがとうございました」のほかに「心より感謝申し上げます」というフレーズもありますが、堅苦しい表現になるので、使用する状況に合わせて使い分けましょう。
英語表現では、「早速のご対応」と「早々のご対応」は表現が変わりません。 「prompt response」「quick reply」「speedy response」「swift reply」などです。 文例を上げると、 I appreciate your prompt response.(早速のご対応ありがとうございます。) Thank you for your swift reply.(早々のご対応ありがとうございます。) となります。 なお、ビジネスで使う表現は「I appreciate...」がより一般的です。また、「fast」は「(一定して持続的に)速い」という意味になるので、一時的な行為に対して使うことには適していません。
ビジネスマナーや敬語など、新卒のうちは覚えることが多く大変です。しかし基本的なマナーは将来的にも長く使っていくものになるので、早いうちに習得し使いこなせるようになりましょう。
記載されている内容は2017年08月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。