間違いも多い「早速ですが」の意味と敬語表現｜使い方と例文

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挨拶の雑談から仕事の話に切り替える時など、「早速ですが」と言う言葉をよく聞きます。これを聞くと、仕事のスイッチが入る、と感じている方もいることでしょう。

ビジネスのいろいろなシーンでよく聞く「早速ですが」の「早速」は、「さっそく」と読み、「すみやかなこと。すぐさま行うこと」と言った意味があります。 したがって「早速ですが」という言葉をそのまま受け取れば、すぐにやらせてもらいますが、という意味になります。また、「早速ですが」という使い方の他に、「早速のご返事」といった速さを表す言葉としても使われます。

ビジネスシーンでは、相手に何かを依頼する時や異論を唱える時に、間に挟む言葉がよく使われます。これをクッション言葉と言いますが、「早速ですが」という言葉もクッション言葉の１つ。相手に何かを伝える時にクッション言葉を一言付け加えるだけで、印象が変わります。 この「早速ですが」は、挨拶の後、仕事の話を始める際によく使われます。この言葉があるだけで、仕事の話が始まるという心構えができ、お互い仕事モードでの交渉を始めることができます。 また、手紙においても季節の挨拶と伝えたい用件の間に入れる言葉として使われます。この言葉があると、読み手はここから違うことが書かれているということが分かり、丁寧な印象を受けるでしょう。

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さまざまなビジネスシーンで使うことが多い「早速ですが」という表現ですが、目上の方への敬語として正しい表現なのでしょうか。

「早速ですが」は挨拶と本題との間に入るクッション言葉であって、敬語ではありません。しかし、上司への報告や、目上の人を前にしたプレゼンでの発表でもよく使われています。この場合は、短い挨拶を詫びて、すぐに本題に入ります、という意味で使います。 なお、「ですが」と言っている通り、失礼にあたることをあえて行う、という意味を含んでいるので、直属上司への報告には問題ありません。ただ、もっと上位の方へのプレゼンでは別の表現を使いましょう。 また、同じ「早速」を使った言葉で、「早速の御返事」や「早速の御回答」といった表現もあります。これは、敬語なので使い方に注意してください。

会話やお手紙など、挨拶と本題が明確に分かれている場合に「早速ですが」が使われます。逆に季節の挨拶を書くことの無いビジネス文書やＥメールに「早速ですが」と書くのは変に思われます。特にＥメールでは、挨拶など書かずに、すぐに本題を始めるのが普通です。そんなＥメールでは「早速ですが」を使わないように心がけると良いでしょう。 また、いきなり「早速ですが」で始まるＥメールは、受け取った側としては急いでいる用件と勘違いする場合があります。もし、あなたが情報共有のために送ったとしても、受け取った相手は急いで処理するようにせかされたと受け取ってしまいます。これはトラブルの原因にもなりかねません。特に、Ｅメールでの社内連絡には、「早速ですが」は使わないようにしましょう。

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「早速ですが」が使われるのは、挨拶と本題の間です。挨拶にある程度時間を取って、「では、そろそろ本題に入らせて頂きます。」と言ってから、本題に入るのも１つの方法です。しかし、多くの場合は、そんな時間の余裕はありません。簡単な挨拶だけ言って、「早速ですが、本題に入らせて頂きます。」と始めるのが一般的です。 担当者と直接会って話す場合は、お互い貴重な時間を取っています。そんな貴重な時間を無駄にしないために本題に移ります、というように相手のことを思う気持ちも込めて使いましょう。 【会話で使われる例１】 本日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございます。早速ですが、ご依頼いただいていたお見積もりをご提示いたします。 【会話で使われる例２】 先週指示された件について、取引業者の回答が集まりました。早速ですが、その内容について相談させてもらえないでしょうか。 【会話で使われる例３】 この度は、〇〇〇にお集まり頂きありがとうございます。早速ですが、今後のスケジュールについてご案内いたします。