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更新日:2024年08月30日
「よろしくお伝えください」という言葉は、いろいろな場面で使われる言葉です。この記事では、その言葉の本当の意味や使い方、注意点を例文も交えながら詳しく解説しています。また、言われた時の返事の仕方や敬語表現、英語表現も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
メールや手紙で使用することは可能で、結びの言葉として使用します。 使用する例をいくつかご紹介します。 1.報告などのビジネスメール 「先日打ち合わせしましたイベントが、下記の日程に決まりましたのでご報告いたします。参加予定の皆様に、くれぐれもよろしくお伝えください。」 2.感謝の気持ちを伝えるお礼状や、面接お礼メール 「先日は、お忙しい中お見舞いに足を運んでくださり、ありがとうございました。お手数をおかけしますが、職場の皆様にもどうぞよろしくお伝えください。」 「面接の御礼を申し上げたくメールをさせていただきました。面接していただきました、〇〇様にも、くれぐれもよろしくお伝えください。」 3.謝罪の気持ちを伝えるお詫びの言葉 謝罪は直接会って謝るのがマナーですが、どうしても伺えない時の電話やメールの中で使われることもあります。 「先日はこちらの不手際で、大変ご迷惑をおかけしましたこと深くお詫び申し上げます。末筆ではございますが、皆様にどうぞよろしくお伝えくださいませ。」 4.葬儀通知(訃報の連絡) メールやラインを使って訃報を伝えることを、好ましく思わない人もいます。一般的には電話で連絡しますが、故人との関係性や、取り急ぎ伝える手段として使われることもあります。 「かねてより病気療養中であった主人が、本日未明に永眠いたしました。入院中にお見舞いに来ていただきましたこと、心から感謝申し上げます。どうぞご家族の皆様にもよろしくお伝えくださいませ。」 ここで注意したいのが、「よろしく」という言葉には平仮名の「よろしく」と漢字の「宜しく」がある点です。 どちらも一般的に使われていると思われるかもしれませんが、漢字の「宜しく」は常用漢字には含まれません。「よろしく」の方が正しい表記ですので、メールや手紙の文章で使う際は「宜しくお伝えください」ではなく「よろしくお伝えください」と書くようにしましょう。
特にビジネスシーンでは、この場にいない相手側の人のことも気にかけていることを示すために、別れ際の挨拶のような感覚で使われる場合も多いのが現実です。 そのため、社交辞令のように感じる取引先の人も多く、こちらの思うように伝わらないこともあります。どうしても先方にこちらの思いを伝えたい場合は、別の言い方にしたり具体的に表現したりするなど、どう伝えるかを工夫した方が良いでしょう。 また逆に伝言を頼まれた場合に気を付けることは、自分は社交辞令と思っても伝える相手にとっては大切な人かもしれないという点です。「取引先の〇〇さんが、”くれぐれもよろしくお伝えください”とのことでした」と、相手の思いをきちんと伝えていくことも大切なことでしょう。
「よろしくお伝えください」と言われた時、それを言った人と自分、そしてその言葉を伝える相手の関係によって返事の仕方が変わります。 伝える相手が身内や社内の人の場合は、相手へ敬意を払う「申し伝える」が適しています。 例文「承知いたしました。〇〇に申し伝えます。」 伝える相手が身内や社内の人ではない場合、または、すべて同じ社内の人でも伝える相手の立場が上の場合は、敬語表現の「お伝えします」「お伝えいたします」が適しています。 例文「かしこまりました。〇〇様にお伝えします。」 もし立場関係がよくわからず不安な時は、「かしこまりました」や「承知いたしました」と返事をしておくだけでも良いでしょう。
「よろしくお伝えください」と言う時、伝えたい相手が話している人の部下である場合は、失礼にあたります。なぜなら、相手にとっては自分より下の立場である部下への伝言を頼まれたことになるからです。 社交辞令として使いやすい言葉ですが、伝えたい相手と話している人の関係性に注意しましょう。 話している人の部下へ向けての言葉であれば、「いつも〇〇さんには良くしていただき、大変お世話になっております。」といったように、感謝の気持ちを表現することによって、話している人の部下に対する印象も良くなるのでおすすめです。
「よろしくお伝えください」には、同じような意味を持つ他の言い方があります。 話している相手がどんな人か、またそれまでの話の流れやその時の状況に応じて、柔軟に変えていくことも良いでしょう。
「よしなに」はお願いをする時や挨拶で使う言葉で「良い具合になるように」「良いように」という意味なので、「よろしく」とは同義語です。 「よしなに」という言葉は、あまり聞き馴染みがないので、伝わらないこともあるかもしれません。しかし、年上の方から言われる場面に遭遇することも考えられますので、スムーズに対応できるよう覚えておくと良いでしょう。 また「よしなに」という言葉は、柔らかい印象があり誰に対しても使えるように思われますが、敬語ではないので「よろしく」と同様、立場が上の人に対して使う場合は「どうぞよしなにお伝えくださいませ。」など丁寧な表現になるように注意しましょう。
「よろしくお伝えください」とは少し違うニュアンスの言い換え表現として、「ぜひお目にかかりたいです」があります。「お目にかかる」は目上の人に対して使われる謙譲語で、「会う」を意味します。 社外の人との打ち合わせなどで、急遽参加できなくなってしまった人がいる時や、日頃なかなか会えない人がいる時には「次回は〇〇様にも、ぜひお目にかかりたいです」「〇〇様にも”ぜひお目にかかりたいです”とお伝えいただけますか」などと伝えれば、「よろしくお伝えください」より会いたい気持ちも表現でき好印象でしょう。 また、まだ会ったことない人でも、会話の中でよく出てくる人がいる場合や、相手の会社の社長など、こちらがぜひ会ってみたいと思う人がいる場合にも使えます。
記載されている内容は2017年07月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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