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重ねてお詫び申し上げますの意味は?例文を使って使い方を解説

更新日:2024年04月19日

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「重ねてお詫び申し上げます」という言葉の意味をご存じでしょうか。なんとなく知っているという方でも、正しい使い方ができているという方は少ないでしょう。この記事では、「重ねてお詫び申し上げます」の意味や使い方について紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

「こちらの不手際によりこのような事態を招いてしまったこと重ねてお詫び申し上げます。」 「事態」には物事の状態や成り行きという意味があり、特に悪い状態のときに使用する言葉です。 「重ねてお詫び申し上げます」の前に「このような事態」と付けることで、自分が起こした失態で悪い状況になってしまったということを強調し、反省の意志を伝えるようにしましょう。

心から反省していることを伝えるとき

「この度はご期待に添えることができず誠に申し訳ございませんでした。重ねてお詫び申し上げます」 「誠に」という言葉は本当に、まさにという意味があり、「とても」や「非常に」と同じくその後に続く言葉を強調させる言葉です。 単に「申し訳ございませんでした」と謝るより、「誠に」を付けることで心から反省しているということを表わすことができます。

「重ねてお詫び申し上げます」を使うときに注意したいこと

「重ねてお詫び申し上げます」の使い方について紹介しましたが、この言葉はどんなときにでも使用してよいというわけではありません。 ここからは「重ねてお詫び申し上げます」を使用する際の注意点を紹介していきます。 相手に謝罪の気持ちを伝える言葉ですが、使い方を間違えると相手により不快感を与えてしまいます。 謝罪の気持ちを誤解なく伝えるためにも、正しい使い方を覚えましょう。

取引先や上司など目上の人に対して使う

「お詫び申し上げます」という言葉は謙譲語です。 そのため、取引先や顧客、上司などの目上の人に対して使用することができます。 フォーマルな表現なので、ビジネスシーンで使用する謝罪の言葉にふさわしいといえるでしょう。

「重ね重ね」と使うときは使う場面に注意する

「重ね重ね」は忌み言葉のため、使う場面に注意する必要があります。 忌み言葉とは縁起の悪さを連想させる言葉のことで、結婚式や葬儀などの場で使用することは不適切とされている表現です。 「重ねる」や「重ね重ね」には繰り返しや再度という意味があります。 不幸も結婚も一度きり、何度も繰り返さなくてよい出来事なので「重ねる」や「重ね重ね」は忌み言葉とされているのです。 忌み言葉というのは他にもたくさんあります。 謝罪以外にもこのような冠婚葬祭の場で言葉を考える場合は、忌み言葉に注意するようにしましょう。

複数の事柄をまとめて謝罪するときに使う言葉ではない

「重ねてお詫び申し上げます」の「重ねて」は同じ事柄を繰り返すという意味です。 複数の事柄を重ねるという意味ではないため、複数のことをまとめて謝罪する際に「重ねてお詫び申し上げます」を使用するのは不適切です。 このような場合、重ねるのは謝罪ではなく失敗なので「度重なる不手際、誠に申し訳ございませんでした」などと表現するようにしましょう。

心から反省していることを伝えるときに使う

「重ねてお詫び申し上げます」は繰り返しお詫びをすることで、本当に悪いことをした、申し訳ない、と思っている気持ちを伝える言葉です。 「重ねて」のお詫びは謝罪の中でも重いものとなります。 状況に応じて使い分けないと、言葉の重みがなくなってしまったり相手に違和感を与えてしまったりするため、心から反省していることを伝えるときに使用しましょう。

締めの言葉として文末に使う

「重ねてお詫び申し上げます」は、何度か謝罪をした後に結びの言葉として使用することが一般的です。 そうすることで謝罪の気持ちをより印象付けることができます。 「重ねて」には一度謝ったことを再度謝るという意味があるため、初めて謝罪をするという場面では使用することができません。 文章の中でも何度か謝った後の文末で使用するようにしましょう。

「重ねてお詫び申し上げます」を言い換えると?

ここからは「重ねてお詫び申し上げます」の言い換え表現について紹介します。 「重ねて」は忌み言葉のため使用すべきではないときがあります。 様々な言い換え表現を知っておくことでその場に応じた適切な謝罪の言葉を使用することができ、失敗してしまった出来事も挽回できるチャンスになるでしょう。 適切な謝罪ができる、信頼されるビジネスパーソンになりましょう。

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初回公開日:2017年03月14日

記載されている内容は2017年03月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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