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復命書の書き方の基本と例文・作成のポイントやテンプレート

更新日:2024年07月20日

書類の書き方

復命書、聞き慣れない言葉ですね。主に官公庁などで使われる報告書ですが、上司などの命令に対して遂行した用務の内容などを報告する書類です。復命書は書き慣れないと難しいですがネットには多くの例文があります。例文を参考にして復命書を作成するポイントなどを紹介します。

出張復命書の例文は多くのサイトで紹介されていますので、ここでは出張復命書を作成する際のポイントをみてみましょう。

■出張は視察や研修、会議参加などの本来の目的に伴なうものなので、「表題」にはその出張の目的を明確に記載します。 ■1回の出張で複数ヶ所を訪問した場合は、「出張先」に時系列順に番号などを付けて全てを記載するのが原則です。「報告の要約」や「報告本文」にはその番号順に内容を記載しますが、煩雑になる場合は訪問先別に個別に出張復命書を作成するのも良いでしょう。 ■訪問先での面談者は役職を含め正確に記載します。 ■出張の目的に対する、出張の成果や課題、今後の対策・展開などを明確に記載します。 ■訪問先の資料などは出張に行かなかった人たちの理解を助けるものなので、必ず添付資料として加えましょう。

看護研修復命書は例文にはとらわれずに書こう

院内研修ではなく、外部の看護研修を重視する職場も多く専用の復命書フォーマットがあるところもあるようです。そのなかに参考になる例文のようなものもあるでしょうが、あまりそのような例文にはとらわれずに、自身の感じたこと、学んだことを復命書に記載することをお薦めします。

看護研修には看護協会や各種学会、出版社、製薬会社などが企画主催するものなどがあります。主催団体によって研修内容の傾向も異なりますので、「表題」に記載する研修会名には必ず主催団体も併記するようにしてください。

看護研修復命書には、基本的な事項以外に次のことを必ず記載するようにしましょう。 ■研修会名(主催団体を含む) ■会場、参加人数 ■講師名(所属を含む) ■研修内容(要約と収穫となった内容) ■課題や提案(今後の業務に活かせることなど)

看護研修に限らず研修復命書で難しいのは、研修で学んだ技術などを文章で表現することです。研修で使用されたテキストなどには図解入りでの説明などがあるでしょうから、特にアピールしたい点があれば、それを参照するかたちで記載すると良いでしょう。

学会参加の例文

学会やセミナーなどの参加を報告する復命書は、学術的で専門的な事項を含みますので理解できる特定の人に内容が伝えられれば良いと思います。あえて用語などの解説を入れる必要などはありません。

記載する項目は他の復命書と基本的に同じですが、報告本文には次のような事項を入れるようにしましょう。 ■学会名 ■開催場所 ■参加者(キーパーソンなど)、参加人数 ■主要発表テーマ、発表者 ■自身の発表テーマがあればその内容、質疑応答内容など ■興味深いテーマ、参考になったテーマなど収穫のあった内容 ■今後の研究などへの反映や課題

学会参加の復命書の例文というのは学術的なこともあってほとんどありませんが、学会に参加した人のための例文、雛形を提示しているところもありますので参考にしてください。

復命書は自分の言葉で書こう

復命書は視察や研修などの用務によって内容には様々のものがあります。官公庁や会社でも復命書はかなり数の文書が蓄積されているはずですので、復命書の作成に行き詰った場合はそのような文書を例文として参考にしヒントを得るのが良いでしょう。 ネットにも例文はありすすが、あくまでも例文ですので必ず自分の言葉で復命書を作成するようにしてください。復命書の作成に慣れていない人は、研修などの用務中にこまめにメモをとって復命書のまとめに備えるようにしましょう。

初回公開日:2017年06月01日

記載されている内容は2017年06月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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