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更新日:2024年07月31日
見てもらうの謙譲語・丁寧語・尊敬語それぞれの適切な使い方を、状況別のメールで使える例文もあわせてご紹介します。見てもらうの敬語には主にビジネス用語として使われる表現もあり、多くの表現を知ることで使える敬語表現の幅が広がりますので、ぜひ読んでみてください。
目次
「見てもらう」を敬語で表現するのに、適切な表現はどのようなものがあるでしょうか。どの表現を使うかによって微妙な意味の違いがあり意外と難しいです。ですが、見てもらうはビジネスのあらゆる場面で使うことになる表現なので、使いこなせるようになればメールなどでの表現の幅が広がります。 「見てもらう」という言葉は「見る」という相手の行為と「もらう」という自分の行為に分けて考えると良いです。見てもらうを敬語で表現するのに、適切な表現はどのようなものがあるでしょうか。微妙な意味の違いで意外と難しいのがこの表現ですが、見てもらうはビジネスのあらゆる場面で使うことになる表現なので、使いこなせるようになればメールなどでの表現の幅が広がります。
謙譲語は自分側をへりくだる表現です。謙譲語は基本的に自分の行為または自分側の人の行為を指して使います。例えば、取引先などでは「弊社の部長が申し上げておりました」のように、社内では自分より目上の人の行為であっても謙譲語を使います。 見てもらうという言葉の場合、「見る」という行為の主体が相手方になるので、「見る」という言葉の方に謙譲語は使えません。「もらう」の謙譲語は「いただく」になるので、「ご覧になっていただく」、「ご一読いただく」等が謙譲語になります。
丁寧語は、日常的に幅広く使える丁寧な言葉です。丁寧語はです・ます調を使うだけなので非常にシンプルに丁寧さを表現することができます。しかし、目上の人とのコミュニケーションの際には、下記で紹介する尊敬語や謙譲語と組み合わせて使うことが望ましいです。 見てもらうの丁寧語は単純にです・ます調に直すと「見てもらいます」になりますが、元々「もらう」という行為が相手にお願い(強制)するニュアンスがあるので、このまま使うと目上の人に使うにはやや高圧的な印象を与えてしまいます。実際使う際には「見てもらえますか?」等になるでしょう。
尊敬語は相手を敬う際に使う言葉です。「見る」の一般的な尊敬語は「ご覧になる」ですあり、尊敬語は主に相手方の行為を指して使います。見てもらうの場合、「見る」の部分が相手の行為になりますので、「見る」を尊敬語に置き換える必要があります。
「いただく」は自分に対する謙譲語と捉えて使うのであれば問題ないという方と、「くださる」が適切であると考える方に分かれます。心配であれば、「くださる」を利用すると良いでしょう。また、漢字の「頂く」または「下さる」は「(物)をもらう」または「(物)をくれる」というニュアンスになるため、「〇〇してもらう」の敬語表現として利用する場合はひらがなで書くのが適切です。
「ご覧になる」は見てもらうの敬語表現として汎用性の高い表現です。目上の人に使う時、お客様に説明する時など幅広く使える表現です。「ご覧ください」、「ご覧いただきたく存じます」等の言い方で使うことができます。
文書の場合は「ご一読」も使えます。「読む」というニュアンスがあるため、画像や映像を見てもらいたい場合には不自然です。
記載されている内容は2017年05月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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