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「見てもらう」の敬語表現と例文|謙譲語/丁寧語/尊敬語

初回公開日:2017年05月29日

更新日:2020年05月31日

記載されている内容は2017年05月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

敬語

見てもらうの謙譲語・丁寧語・尊敬語それぞれの適切な使い方を、状況別のメールで使える例文もあわせてご紹介します。見てもらうの敬語には主にビジネス用語として使われる表現もあり、多くの表現を知ることで使える敬語表現の幅が広がりますので、ぜひ読んでみてください。

混乱しがちな「見てもらう」の敬語表現とは?

「見てもらう」を敬語で表現するのに、適切な表現はどのようなものがあるでしょうか。どの表現を使うかによって微妙な意味の違いがあり意外と難しいです。ですが、見てもらうはビジネスのあらゆる場面で使うことになる表現なので、使いこなせるようになればメールなどでの表現の幅が広がります。 「見てもらう」という言葉は「見る」という相手の行為と「もらう」という自分の行為に分けて考えると良いです。見てもらうを敬語で表現するのに、適切な表現はどのようなものがあるでしょうか。微妙な意味の違いで意外と難しいのがこの表現ですが、見てもらうはビジネスのあらゆる場面で使うことになる表現なので、使いこなせるようになればメールなどでの表現の幅が広がります。

「見てもらう」の謙譲語とは?

謙譲語は自分側をへりくだる表現です。謙譲語は基本的に自分の行為または自分側の人の行為を指して使います。例えば、取引先などでは「弊社の部長が申し上げておりました」のように、社内では自分より目上の人の行為であっても謙譲語を使います。 見てもらうという言葉の場合、「見る」という行為の主体が相手方になるので、「見る」という言葉の方に謙譲語は使えません。「もらう」の謙譲語は「いただく」になるので、「ご覧になっていただく」、「ご一読いただく」等が謙譲語になります。

「見てもらう」の丁寧語とは?

丁寧語は、日常的に幅広く使える丁寧な言葉です。丁寧語はです・ます調を使うだけなので非常にシンプルに丁寧さを表現することができます。しかし、目上の人とのコミュニケーションの際には、下記で紹介する尊敬語や謙譲語と組み合わせて使うことが望ましいです。 見てもらうの丁寧語は単純にです・ます調に直すと「見てもらいます」になりますが、元々「もらう」という行為が相手にお願い(強制)するニュアンスがあるので、このまま使うと目上の人に使うにはやや高圧的な印象を与えてしまいます。実際使う際には「見てもらえますか?」等になるでしょう。

「見てもらう」の尊敬語とは?

尊敬語は相手を敬う際に使う言葉です。「見る」の一般的な尊敬語は「ご覧になる」ですあり、尊敬語は主に相手方の行為を指して使います。見てもらうの場合、「見る」の部分が相手の行為になりますので、「見る」を尊敬語に置き換える必要があります。

「見ていただく」はNG?

「いただく」は自分に対する謙譲語と捉えて使うのであれば問題ないという方と、「くださる」が適切であると考える方に分かれます。心配であれば、「くださる」を利用すると良いでしょう。また、漢字の「頂く」または「下さる」は「(物)をもらう」または「(物)をくれる」というニュアンスになるため、「〇〇してもらう」の敬語表現として利用する場合はひらがなで書くのが適切です。

「ご覧になる」が適切な表現か

「ご覧になる」は見てもらうの敬語表現として汎用性の高い表現です。目上の人に使う時、お客様に説明する時など幅広く使える表現です。「ご覧ください」、「ご覧いただきたく存じます」等の言い方で使うことができます。

「ご一読ください」も適切な表現

文書の場合は「ご一読」も使えます。「読む」というニュアンスがあるため、画像や映像を見てもらいたい場合には不自然です。

「見られる」はビジネスにおいて使う表現としては△

「見られる」も敬語の表現としては正しいです。しかし敬意の度合いとしてはそれほど高くありません。話の前後の流れでわかることがほとんどではありますが、「先日見られました」等、「られ」が尊敬の表現なのか受け身の表現なのか判りづらくなるときがあります。

「お目通し」も相手との関係によっては要注意

「目通し」は「ざっくり見る」という意味であり、相手との関係性によってはビジネスの場で相手に確認を促すのに適切ではないかもしれません。同期や後輩に対して丁寧に言いたい場合であれば問題ありません。

メールで使える「見てもらう」の敬語表現例文

実際にビジネスにおいてメールを送る際に、見てもらうの敬語はどのような使い方をすれば良いでしょうか。敬語表現は状況に応じて使い分けることが大切ですので、見てもらうを敬語にした際の例文を状況別にご紹介します。

確認してもらいたい書類があるとき

日常的に送るビジネスメールで、相手が忙しいところ申し訳ないですが確認をお願いしたいという気持ちが表現できる例文です。 例)お忙しいところ大変恐縮ですが、添付書類のご確認をお願いしたいです。お時間のある時に見てくださいますか。よろしくお願いいたします。

提出したい書類があるとき

重要な書類は相手によく内容を確認して欲しいというニュアンスを込めましょう。自分が提出を依頼されていたものを提出するというような状況で使える例文になります。 例)先日は貴重なご助言ありがとうございました。修正した企画書を添付いたしましたので、ご査収ください。

会議参加者にメールで連絡するとき

様々な関係の人に同じ文面を送るときなどで、どのような敬語表現を使うのが適切か判断に迷ったときは、「ご覧になる」を使えば大方の立場の方に対応できるメール文面が作れます。 例)ご連絡が遅れ申し訳ございません。会議の資料を添付いたしましたので、ご覧になってください。ご不明な点等あればご連絡ください。

書類を確認してもらったお礼の例文

こちらは「見てもらった」場合の例文になります。「(相手が)見てくれた」であるので「くださり」を使った例文となっています。 例)先日送りました資料を見てくださりありがとうございました。また新たな資料ができ次第お送りいたします。

書類を確認してもらったことを報告するとき

〇〇様がお客様である場合など、「(私が)見てもらった」であるので「いただき」を使った例文を使っています。第三者に書類を見てもらったことを相手に伝えるメールという状況の例文です。 例)〇〇様には既に見ていただきました。いくつかご質問をいただいたので、折り返し連絡いたしますとお伝えしました。

見てもらうを確認するに言い換える

ビジネスシーンにおいて見てもらう時は、ただ視界に入れてもらうという意味ではなく、確認してもらうというニュアンスで使うことが多いのではないでしょうか。そのため、「ご確認」を使用しても見てもらうと同じような意味を表現することができます。 「大変お手数ですが、ご確認ください。」や「書類を添付いたしましたので、ご確認のほどよろしくお願いいたします。」といった使い方が考えられます。

「見てもらう」に関するビジネス用語とは?

見てもらうのビジネス用語として使われる表現方法で、非常に尊敬の度合いが高い用語である「ご高覧」と「ご査収」の2つをご紹介します。かなりかしこまった表現になりますので、他の敬語表現との使い分けが重要になります。

見てもらうの敬語表現で使えるビジネス用語「ご高覧」

「ご高覧」という、更に尊敬語を強めた言葉もあり、ビジネス文書で使われることがありますが、日常的なやりとりに使うにはやや固い言葉になります。日常的なやりとりにあまり敬語を強めすぎるとかえって慇懃無礼な印象にもつながってしまうのが難しいところです。不特定多数の敬意を表したい方々(お客様、取引先など)を指す際や公的な文書に向いています。

見てもらうの敬語表現で使えるビジネス用語「ご査収」

査収には「見て、よく確認する」という意味があります。「ご査収ください」などの形で使います。尊敬の度合いが高い表現になりますので、こちらもビジネス文書や公文書向けの表現になります。中身がしっかり中身を確認することが必要な書類を送る際などに適しています。

相手との関係性を踏まえ、どういった表現が最適か見極めましょう

仕事で忙しいとなかなか普段の自分の言葉遣いを振り返ってみる機会がないかもしれませんが、意外と「見てもらう」の敬語表現は勘違いしてしまっていることも多いので、ぜひ一度確認してみてください。無意識に使っている言葉の中に、もしかすると新たな発見があるかもしれません。 相手に合わせた適切な言葉遣いができるようになることで印象アップにつながりますが、敬語は相手と自分の関係によって同じ言葉でも伝わる印象が変わります。難しい言い方を利用すれば良いというものでもないので、相手に対する敬意の気持ちが伝わるように考えましょう。

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敬語の使い方が面白いほど身につく本ーーあなたの評価を下げている原因は「過剰」「マニュアル」「繰り返し」 (ビジネスベーシック「超解」シリーズ)
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